伽羅橋(きゃらばし)

大阪の難読地名(#54)伽羅橋

これまた近畿が古い歴史をもつことから由来する地名のようです。 伽羅橋(きゃらばし) 意外とすんなり読めるかもしれません。香道をたしなむ人であれば伽羅は「きゃら」とすぐ読めるはずです。 地名の由来ですが、近くに伽羅橋という

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箱作(はこつくり)

大阪の難読地名(#53)箱作

そう読んで良いのかとどきどきします。 箱作(はこつくり) 筥作とも(竹かんむりに、呂)記載したそうですが、こちらだったら絶対読めていません。 石の箱、すなわち石棺を作る事を生業とした石作連(いしつくりのむらじ)が居たこと

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木積(こつみ)

大阪の難読地名(#52)木積

そう、読みますか。 木積(こつみ) 難読な地名の多くは変則的な読み方を行うからなのでしょう。「木」を「こ」と音読みに「積」を送り仮名なしで「つみ」と読んで「こつみ」です。 そんな読み方あり?的な気もしますが、地名というの

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和泉市(いずみし)

大阪の難読地名(#51)和泉市

大阪人なら難読でもなんでもないはずなのですが。 和泉市(いずみし) 「和」が付いても「わいずみ」とは読みません。付いていても「いずみ」です。 和泉はどうも車のナンバープレートで全国にその名が轟いているようで、関西人として

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淡輪(たんのわ)

大阪の難読地名(#50)淡輪

これまた人名に由来する地名だそうです。 淡輪(たんのわ) 淡は「たん」「あわ(い)」と読みますが、間に「の」が入って「たんのわ」が正解。 淡路(あわじ)を連想すると「あわわ」になりそうです(笑)。 淡輪氏に由来するとのこ

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神於(こうの)

大阪の難読地名(#49)神於

 そのまま読むと「かみお」と読んでしまいそうです。  神於(こうの)  於を「の」と読むとところがイレギュラーでしょうか。  近くの神於山と神於寺によるそうなのですが、どちらかというとそちらの由来を知りたいです(笑)。

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深日(ふけ)

大阪の難読地名(#48)深日

 結構有名なので読める方も多いかも。  深日(ふけ)  岬町にあり、漁港もありけっこう賑わった地域で、読みは「ふけ」です。  頭からパラパラふってくる奴とは違いますが、どういうわけか「ふかひ」ではありません。  南海本線

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孝子(きょうし)

大阪の難読地名(#47)孝子

 これはそうなのか、と思う読み方です。  孝子(きょうし)  これは「こうし」という読み方しか普通は思いつきません。  MS-IMEではちゃんと候補に挙がりましたので、地名としてはそれなりのメジャー度があるのでしょう。南

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包近(かねちか)

大阪の難読地名(#46)包近

 ほうちか、ではありません。  包近(かねちか)  これはどう読んだらそうなるのかさっぱり判りません。  包近氏という名主が住んでいたとのことですが、この姓の由来がわからなければ地名の由来になりませんよね。  というか、

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小橋町(おばせちょう)

大阪の難読地名(#45)小橋町

 こはし、おはし、おばし、とも読んだそうですが、なんでこれになったのでしょう。  小橋町(おばせちょう)  日本書紀に「橋を猪甘津(いかいつ)に為す、すなわち其の処を号けて、小橋(おばせ)と曰う」とあるそうで、古くに名づ

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石町(こくまち)

大阪の難読地名(#44)石町

 なんだか読みが混ぜこぜな気がします。  石町(こくまち)  江戸にあったのは時の鐘が鳴り、知らせていた寺があった場所は同じ文字ですが「こくちょう」です。  石という字から、米問屋の関係かと思いきや摂津の国の国府が置かれ

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呉服町交差点

大阪の難読地名(#43)呉服

 そのまま読めば「ごふく」ですが違います。  呉服町交差点  どう読んでもこれは「ごふく」なのですが、ちょっと違います。  呉は読めても服は想像がつきにくい読みです。  呉服町の地番表示  「くれは」という読みから漢字を

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住道(すんじ)

大阪の難読地名(#41)住道

 「すみのどう」と読みたくなりますが、違います。  住道(すんじ)  大阪市バスのバス停に「住道矢田(すんじやた)」というのがあり、そちらのおかげで有名かもしれませんが、合体地名の下のほうは見たままの読みです。  住道矢

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林寺(はやしじ)

大阪の難読地名(#40)林寺

素直に読めば読めます・・よね。 林寺(はやしじ) 「はやしでら」でも「りんじ」でもありません。「はやしじ」です。 この一帯に林があった上に寺まであってセットになって地名に。というのが、有力な説のようです。 寺は無くなって

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恩智(おんじ)

大阪の難読地名(#39)恩地

浜村淳のCMで「恩地(おんち)のうどん、あぁおんちかった」と言っていますが地名は違います。 恩智(おんじ)駅北 ローマ字表記は「おんじ」だが「おんぢ」が正しい 大阪では冒頭のラジオCMのおかげで知名度が高い「おんちのうど

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百舌鳥(もず)

大阪の難読地名(#38)百舌鳥

いや、読みの音の数と文字数が合わないんですが。 百舌鳥(もず) JR百舌鳥駅(JR西日本・阪和線) 大阪市営地下鉄で「中百舌鳥(なかもず)」行きがありますので、大阪人なら読める人が多いのではないでしょうか。しかし漢字は3

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禁野(きんや)

大阪の難読地名(#37)禁野

「きんの」と読んでしまいそうです。 禁野(きんや)橋西 「禁」という文字が入る珍しい地名です。 皇室のお狩場があり一般人の狩猟・殺生が禁じられていた野だからというのが由来だそうです。 古くは標(しめ)を張って囲い込んだこ

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土室町(はむろちょう)

大阪の難読地名(#36)土室

これはどう呼んでも「どしつ」でしょう。 土室町(はむろちょう) 御室(おむろ)というのが京都府にありますが、「土」の文字を「は」とはなかなか思い至りません。 土の字の通り、土器を製作する人々の集まったところで、埴廬(はに

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富木(とのき)

大阪の難読地名(#35)富木

地名としては残っていませんが、交差点名はこのとおり。 富木(とのき) JR阪和線にも同じ名前の駅名がある これも、こう読むの的イレギュラーな読みを示す地名です。 近くに等乃伎神社があり、古くは兎木、殿木、殿来とも書いたそ

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