五十音表では一番最初の音です。いろはならだいぶ後ろですが。
旬菜ダイニング「あ」
けっこう、「あ」1文字が店名の店を見かける事があります。やはり五十音の最初の音だからでしょう。むかしなら「いろは」で始まるので「いの一番」なのでしょうが、明治以後の教育で「あ」がひらかなの最初の文字になりました。
英語やギリシャ語なら「A(エー、アルファ)」、ヘブライ語なら「א(アレフ/アーレフ)」です。どこかで聞いたような教団のようですがその通りですよ(笑)。
おなじように「ん」の方は、どの作品だったかは失念しましたが、筒井康隆氏の著作で「ん」という名前のスナックを作れば電話帳に「ん」の欄ができて広告効果は絶大であるというような事が書かれて、それを見た人がいたのか、電話帳に「ん」の項目を作らざるを得なくなるようになったとか。「ん」という店名を付けちゃったのですよね、誰かが。
新約聖書のヨハネの黙示録1:8ではキリストが「私はアルファでありオメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終わりである。」と宣うた事が記されています。英語ならAとZになるのでしょう。これは日本では阿吽(あ・うん)と同じで、こちらの元はヒンズー教のマントラ(真言)である「a-um』から来ていて、梵天(フラフマン)の事を指し、宇宙の根本原理を指します。
この綴りを見てピンと来た人は大正解です。「aum」すわわちオウム、どこかの真理教の教団名はこれなのです。なんとまあ尊大な名前ではないですか。
それを引き継いで分派した教団名が「アーレフ」というのもなかなか共通の意思を感じます。核心は同じなのかも知りません。こちらは終わりは無いのですが。