世の中には確率と統計という学問があり、いつも迷わされます。
小島寛之監修 宝島社刊
数字で見るとリアルにわかる 人生の確率
2007年2月24日 第1刷発行
ISBN978-4-7966-5693-1
世の中の有象無象を統計的に調べてその現象の起こる確率を求める。気の遠くなるようなというか無茶な試みをした本がこれです。
例えば「初恋の相手はどんな人でしたか?」という問いに対して、「同級生」と答えた確率が66.7%。
もっとも30代の女性を対象にサンプル数が30と少ない気がしますが、そんなものなのかもしれません。
そのほかいろいろな「人生の確率」が記載されています。
曰く、自分で車を運転していて交通事故で死ぬ確率=0.003%。歩行中に交通事故で死ぬ確率=0.0016%、自転車に乗っていて交通事故で死ぬ確率=0.0007%とそれぞれ非常に低いのですが、事故は無いわけではありません。
全交通事故の死者数の状況割合では驚くことに自動車運転中と歩行中の割合が同じ。運転していてもいなくても死亡事故に巻き込まれるもしくは起こしてなくなられる方の割合というのが同じ。複雑な気持ちになります。
また、自動二輪の運転中という割合は自動車の約1/3もあります。走行台数を考えるとかなり高い割合といえます。(平成17年の警察庁の発表資料による)
自動二輪を運転する身、死と隣りあわせという事は理解しているつもりですが、いざ数値を突きつけられると突き刺さるものがあります。