トランジスタ技術2002年11月号に掲載された記事で触発されて自分仕様に一部変えて作成したのがこれ。
ほぼ製作の完了したツールボックス
以前にも書きましたが、構想から完成まで足掛け1年以上かかっています。
オリジナルの小田島氏版と違うのは、
・スイッチ類はトグルスイッチではなくプッシュスイッチや波型スイッチにした
・ロジックチェッカの機能をHI/LOに加え、立ち上がり/立下りエッジの検出もできる
・I/Oユニットをメインユニット上に搭載せず別筐体として利用できるようにした
・可変電圧出力への給電をオフにできるスイッチを追加した
・電源出力端子の配置をすべて左右に並べ、出力電圧で色分けした
・蛍光灯アームスタンドは搭載と採用を見送りした
・電源のヒューズをパネル面で交換可能にした
・メインユニットの寸法がオリジナル版よりたぶん小さい
電源ユニットが85-110Vの仕様だったため中国で作業するときはステップダウントランスが必要でした。機会を見て、スイッチング電源ユニットをワールドワイド電源対応にしたものに乗せ替えをしようと目論んでいます。
PICSTART Plusのアダプタはかなり大きく閉口していましたので、このツールボックスにしてから大元のAC100Vだけ接続すれば、機能的にまとまってすっきりしているので作業時の準備に要するバタバタさがなくなりました。
アタッシュケースも同じ物を利用しようとしましたが、さらに一回り小さいものが安売りしていたため、そちらにはいるようにサイズを見直ししました。メインユニットのスペーサーもオリジナルは35mmですが、上方向のクリアランスを確保するため私の場合は30mmに抑えました。おかげでユニット内は窮屈ですが、一回り小さいアタッシュケースの蓋側に余裕ができました。
あとは蓋側にパーツケースや工具類を保持できるようにすることです。当面は自宅の作業台で作業する限り工具類を入れてしまえるようにすることや部品類を持ち運べるようにする必要はないでしょう。本当に仕事として作業するなら部品や工具も携行できないとだめですよね。
国際線で手荷物として何度も持ち込みましたが、中身を改められる事はありませんでした。もちろん、工具類(カッターナイフ、ピンセット、半田ごてやドライバーなど)は手荷物として預けて機内に持ち込まないようにしておかないと、搭乗できませんので注意が必要です。