先日、突然フロントのウインカーランプが点灯しなくなってしまいました。
仕方が無いので、外装等を外して整備/点検となりました。
まず、ウインカーリレーを探し当てます。
リアシート、カウルを外した状態
ここまでバラすには、以下の手順が必要です。
1)シートを外す
キーを使ってロックを外し、メインシートを取り外します。
2)タンデムシートを外す
メインシートを外すと現れるタンデムシート固定ネジを外します。
私の場合は片方が手で回せるネジになっていましたが、片方はキャップボルトのままですのでそちらは4mmの六角レンチを使って外します。
3)リアカウルを外す
テール部分の後尾灯の下側左右に固定ネジがありますので、これを外します。その後にカウル前方の左右がグロメットで取付けられていますので、これを外します。
リアカウルは、左右と中央、それにテールライト下側部分の4つのパーツで構成されていますが、ネジを外しただけではテールライト下側とその上部の2つだけに分割されます。
4)サイドカバーを外す
今回いじる対象とは関係ないのですがサイドカバーを外しました。
タンク下にあるキャップボルトを4mmの六角レンチで弛め、下方と後方にあるグロメットを外すとサイドカバーが外れます。取付けネジは六角レンチが無いと外せないのは盗難防止でしょう。
リア部分上から
中央にあるバッテリは完全メンテナンスフリーのシールバッテリだった。高そう・・
ここで、ウインカーリレー(シートレール左側:写真では上方向の真ん中あたりにある四角い部分)を確認します。
左側は点滅しないのですが、右側のターンランプは正常にリレーも動作し(カチカチと音もする)、ちゃんと点滅するのでウインカーリレーそのものは大丈夫そうです。そうなるとあとはワイヤーハーネスかその他の電装系の「どこか」になり、げっそりします。
左前方のウインカーレンズを外して電球を確認すると、ちゃんと導通があり切れていません。切れかけの電球の場合。点灯して温度が上がるとフィラメントが伸びたりしてかろうじて接触・導通していた部分が切れる事もありますが、その様子はありません。前後を入れ替えるとちゃんと点灯します。
左側の前方だけが点灯せず、後方のみ点灯/点滅するので、前方のウインカーランプへの配線近辺かその線へ至るワイヤハーネスが疑わしいと思われます。
ここまで来た状態で、ヘッドライトを外してライトハウジングの中のケーブル類を点検することにします。
ライトハウジングの中
結構錆が回ってきている。そのうち錆び止め塗装の予定。
けっこうぐちゃぐちゃに詰め込まれていますが、左右のウインカーはプラスチック部品でマウントされているので、ホット側とアース側の2本の線で接続されています。
ここで、左ウインカーのアース側のギボシ端子が外れているのを見つけました。これでは左前方のランプは点灯しないはずです。しっかりと端子を押し込み接続すると見事点滅をするようになりました。
以前にヘッドライトのバルブが切れて交換した時にハーネスをいじって引っ張ってしまったのでしょう。なんらかの拍子でユルく接続されていたのが完全に外れてしまったのが原因と思われます。
ウインカーランプへの結線
ホット/アースの2本の線がつながっている
気付いてから約1日、左折時に前方から来る車に迷惑をかけていましたがこれでやっとちゃんとした状態に戻りました。めでたしめでたしです。