YAHA再び

 今、常用しているYAHAアンプとほぼ同じものを再製作。

YAHAアンプ(2台目)
 YAHAアンプ(2台目)

 フロントパネル周りは前回同様に電源スイッチ、パイロットランプ(LED)、3.5φのステレオジャックで入力と出力、音量調整ボリュームの構成です。入力は背面のRCAジャックと並列接続していますのでどちらからでもソース信号を入力できます。
 電源周りを含めて前回の製作では電源強化基板を追加とか、初めに配置した真空管のレイアウト変更があったり、メイン基板の部品配置が配線遠回りだったりとかと色々不満が残った状態でした。増設や変更に伴う部分が迷走状態な感が否めず「動作しているだけ」な印象だったので、部品配置も含めて再検討し、メインの回路全てを10cm×10cmのユニバーサル基板1枚に収めて自分的に納得のいく配置や配線で再製作しました。

ケース内
 ケース内

 今回もLA2284を用いたレベルメータを装備しました。これに伴いフロントパネルもアルミ板から白色半透明のアクリル板に変更します。
 レベルメータへの電源および信号線が真空管の上を通りますので、上ケースの基板レールにアルミ板を追加して真空管上部の配線を被さらないようアルミ板とケースにの隙間を通すようにして固定しています。

 電源はコモンモード・チョーク前後0.1µFの積層セラミックコンデンサによるローパスフィルタを構成しスイッチング電源からのコモンモードを除去、その後段でFileGoldの1000µF/25Vを2本並列して電源インピーダンスを下げます。
 今回の電源のフィルターの構成は上々のようで、前回の製作品より無信号時の高い周波数のノイズが低減できました。

 信号入力回路は全て小型の金属皮膜抵抗で構成、入力のカップリングコンデンサに前回PanasonicのECQEを使用しましたがニッセイのMTFに変更、出力のカップリングコンデンサ1000µFを前回のnichicon UFWからFineGold(UFG)へ変更しました。

 また基板への出入りは現状実装マイルールを踏襲し、全てコネクタを使用して接続します。
 電源系はXHを、信号系は2550(QI)を使用しています。

 真空管は前回の改造後の最終状態と同様。アルミのL型アングルを用いて水平にしてケース内に収容しました。熱の影響をなるべく避けるため、真空管周囲からなるべく部品を離して配置します。
 当初、放熱のために背面パネルをアルミパンチングメタルにしようと思っていたのですが、手持ちがないのでとりあえずは訳ありケース付属のアルミパネルを用いて穴開け加工しました。
 背面パネルを作り直すかはちょっと悩み中です。12AU7はそれほど熱くならないため密閉しているケース内温度もさほど高温になる事はありませんので、そのまま使用し続けるかもしれません。

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