みっちりと書いてあるかと思いましたが、軽く読める本です。
独立行政法人 酒類総合研究所編 ソフトバンク・クリエイティブ刊
うまい酒の科学
造り方から楽しみ方まで、酒好きならば読まずにはいられない
2007年12月24日 初版第1刷発行
ISBN978-4-7973-4198-0
酒類は「しゅるい」と読み、「さけるい」ではありません。
お酒について勉強したり調べたりしたことがある人ならきっと見た事がある名前、酒類総合研究所によるお酒の本です。
そらあ、専門が書くのだから…と、過度な期待を持ってはいけません。学習参考書というか案内書、いや、指南書と言ったお勉強のための本ではありません。
カラーページで構成。豊富な写真や図版を用いてお酒を紹介します。もちろん、造り方や蘊蓄になりそうな情報も掲載。
この本のほとんどを占める第2部の「お酒の基礎知識」が教科書的なのです。清酒、焼酎(泡盛も)に始まり、さまざまなお酒について解説がなされています。
新書ですのでそれほどのボリュームはありませんが、かなりの酒類をとりあげていて、まるでミニ百科事典と行った感じです。日本ではそれほどメジャーじゃないものもちゃんと取り上げていて、当然ですが原料だったり醸造法についての解説がちゃんとかかれています。2章がこの本のほとんどのボリュームと内容を占めています。
最終章にはお酒の楽しみ方というのがあり、酒を割って呑む時の分量等にも言及してあり、知らないお酒に挑戦する場合の予備知識としても役立ちそうです。
「科学」と冠してありますが、小難しい解説は無く、さらさらと読むことができ、図鑑といった方が近いかもしれません。酒好き、酒に興味がある方は一度目を通してみてはいかがでしょうか。
大阪市立図書館の蔵書検索で調べますと…
中央図書館:技術・産業コーナー
各区の図書館では、
「浪速」「生野」「住吉」にあります。
生野というのが、「読んで!」 と言われているような。
きっと居酒屋ガレージがあるから蔵書に入れたのでは(笑)