走行が1,000kmを越えたので初回点検に出しました。
走行1,067.8km
ピット入り
メインスタンドが無いのが自宅整備では致命的である
初回点検項目に従い、各部を点検してゆきます。
日常点検の項目に加えて、各部の増締や調整などが一部加わる程度の比較的現状確認に近い整備と言えます。
で、お約束のエンジンオイルとオイルフィルターエレメントの交換もお願いしました。
初回1,000km程度(心配性の人は500km程度でもだそうです)の走行でまず、エンジンオイルを交換します。二輪の場合はウェットサンプに加えて、ミッションオイルもかねている上、クラッチも湿式多板で全て同じオイルに浸かっています。そのため、アタリの出ていない状態ではエンジン部分から生じる金属粉などのスラッジ以外にもミッションなどからも発生するため、まず、交換するのが好ましいと思います。
当然、これらのゴミを濾過するオイルフィルターエレメントも交換です。
ドレンから流れ出るオイル
ほとんど最後の方なのでチョロチョロである
ドレンボルトが横向きについています。私が今までに乗った二輪では全て下部に下向きについていたのでちょっと新鮮でした。大きなゴミ類が出ないとは思いますが、ドレンボルトの取り付け部のネジに噛みそうな気がして心配ではあります。
オイルフィルターエレメントの交換
オイルパンのセンターのボルトを緩めるとオイルが降ってくる
オイルはフィルターエレメント交換時に1.6L必要です。
オイルパンの中
これといって何が見えるわけではないが気になる
オイルフィルターエレメントとドレンボルトを付けたら新しいエンジンオイルを注入口より注ぎ入れます。
入れたオイルは純正に準じた10W-40/SJのオイルでした。
オイルを入れる
オイルジョッキで注ぎ込む
ビールでは走らない(念のため)
オイルレベルの確認
オイルを入れてエンジンを少し回してから停め、もう一度オイルレベルを確認します。レベルゲージ上で低い位置であればオイルを注ぎ足します。あまり高いレベルまでいれると、出力低下やオイル上がりと同じ状態になりますので「ほどほど」にしておく必要があります。
このほか、チェーンの伸びの調整、トップブリッジやハンドル回りの増締め、灯火類の動作の確認。クラッチレバー位置の確認・調整、ブレーキレバーのかかり位置の確認などを実施しています。
初回点検は工賃は無料なのですが、油脂類やオイルフィルターエレメントなどの消耗交換部品は実費です。
納車から1,000kmあまりですので今回の整備で劇的に何かがよくなるような状態ではありませんが、まずは滑り出しは良いスタートかと思います。