DACユニット(電源)

 DACのPCM1791と後段の平衡〜不平衡LPFのための電源を先に製作します。

5V / 3.3V 電源基板
 5V / 3.3V 電源基板
 ずっとユニット化している訳ありケースを使ったオーディオコンポーネントと同じ、DC12Vを元電源として製作します。
 PCM1791にはアナログ系の5Vとデジタル系の3.3Vの2つの電圧の違う電源が必要です。
 基板上に5V→3.3Vまで作り込んでもよかったのですが、ちょっと手狭になっているので外で2つの電圧の電源を製作しました。
 元電源の12V→5V→3.3Vと三端子レギュレータを使って降圧します。
 今回はそれほど電流を必要としていないため消費電力も放熱器を取り付けるほどでもなかったので手持ちの表面実装パッケージであるTO-252のデバイスを使用しました。電源基板にTO-220パッケージ+放熱器になると高さが支障ありそうだった事もあります。
 5Vは低飽和型のµPC29M05Tを、その5V出力からBA033CC0FPで3.3Vを生成します。
 両面スルーホールを利用して表面実装風にし、背面の半田面に電源ラインなどを配線します。

両電源基板
 両電源基板
 コンパクトなDC-DCコンバータモジュールを使って+12Vから±15Vを生成します。
 アナログ回路の電源に使うので出力のデカップリング・コンデンサ47µF+0.1µFだけでなくコモンモード・チョークコイルを使って極力ノイズを除去する様に気をつけました。オシロスコープで確認しましたがモジュールの仕様である150mVp-pよりはかなり小さくなっています。スイッチングノイズ周波数は不明ですが、多分聴感上のノイズは感じられないでしょう。
 パイロットランプのLEDは1mA程しか流していませんがムチャクチャ明るくて眩しいくらいです。最近のLEDの輝度は非常に高いのがよく実感できました。

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