一気に慣らし走行を終えて快調に走行距離を延ばしていたのですが雨と仕事で中休み状態です。
現在の走行距離
やっと5,000kmを超えました
鳥取にリベンジを含めて2回も行ったあとは近場で300km程度の行程しか走っていません。
しかも、昨年8月から公私ともに多忙になったのと夏場は土日にゲリラ豪雨が襲ってくるため、うかうか山陰方面を含めて山間部を走行できないこともありお出かけできていません。そうこうしているうちに冬場に入り、山間部が走れない、天気が悪い休日が続く、春先は年度末で忙しくなり休みは寝たきりなどして、いっこうに走り抜けれずに不満が募ります。
と、いうわけでたまりにたまった走りどころの不満と、これまたたまりにたまった電子工作の製作不満。一挙に解消したいところですが、走りながらはんだごてを握るわけも行かず(笑)ですので、ちょっと電子工作寄りに走ろうかと考えています。
基本はノーマルで乗る人なので、まずはECUモニタリングを考慮中。
車のECUと同じで、O2、吸気温度、インテークマニホールド圧力、スロットル開度、冷却水温度、車速などのほか、転倒センサなどの情報を統合してインジェクションと点火を制御します。車速とインジェクションの信号の相関を調べれば瞬間燃費が出せそうです。 ZZR1400などには搭載されていますが、アナログメータのNinja250Rでは望めませんのでなんとかしたいところです。
リアスタンド使用中
Ninja250Rですが、センタースタンドが無いため整備性が非常に悪いことから、リアスタンドを購入してしまいました。デイトナ製の250cc以上の中排気量用として販売されているモデル、アジャスタブルリヤスタンド(中排気量車用)で、中排気量の角型スイングアーム車用のものです。
おかげで、やっとチェーンメンテナンスが自宅でできるようになった他、オイル交換もやり易くなりました。オプションでも良いのでNinja250Rのセンタースタンド後付けできるようにしてくれませんか?
今回、連休で時間が取れたことからオイル交換を行いました。
オイルとオイルジョッキ
今回はCastrol 4T Power1 10W-40を使用
Castrol Racing Power-1 4Tの10W-40を選択。15W-50もありましたが、このまま冬まで交換する距離まで走ることが無いかもしれないので、純正と同じ粘度のエンジンオイルにして、フィルター交換を見送り、オイル交換のみを行いました。
まず、前述のリアスタンドで正立させておきます。
エンジン暖気完了
スタンドで立たせた後、エンジンをアイドリングで放置し、水温が上がって回転数が下がるのを待ちます。水温計の下限温度のあたりに針がくるころにはエンジン回転数が暖気完了のアイドリング回転数まで下がるはずです。
車体下部のオイルパンにある2つのねじのうち、一方はオイルフィルターのねじですので、その車体後ろ方向にあるのがドレンボルトです。
ドレンボルト
緩めて外すと中からオイルが流れ出しますので、オイルパックで受けて廃棄するようにします。廃棄の方法はそれぞれの自治体の方法に従って出してください。
ドレンからのオイル
ドレンからのオイルが少なくなれば車体を傾かせるのほか、オイルウォーニングが点灯するまでアイドリング状態でエンジンを回すなどの方法をとります。
ほぼオイル排出完了
外したドレンボルト
ドレンボルトはついつい、このオイル廃棄ボックスやオイルパンに落としてしまいそうになりますので、プラスチックの手袋や袋などでつかみながら外して、外したときに回収できるようにしておきます。後から探すのはかなり面倒です。また暖気が長すぎたり走行直後などはオイルの温度が高いため、やけどやこのようなプラスチックの袋や手袋などが溶融しないかなどの注意が必要です。
オイルが排出できたら先ほどはずして除けておいたドレンボルトを取り付けます。この際、正規の整備手順であればガスケットを新しいものに交換して締め付けを行わないとならないのですが、ビンボーな人にはそんな余裕がありませんので、座面が荒れていないかとか厚みが薄くなっていないかなどで判断してしまい、使い回しを行いました。
ドレンボルト取り付け
取り付け終えると、本来はトルクレンチなどで既定の締め付けを行うのですが、ここは勘で締めつけます(涙)。締め付けは17mmのメガネレンチを使います。普通のスパナでは作業しにくいのと、ねじをなめて痛める可能性がありますのでなるべくオフセットつきのメガネレンチなど、接点の多い工具で締める方が良いと思います。車載の純正工具は精度が悪いのでちょっと奮発してでも工具メーカの工具を使うのがおすすめです。
ドレンボルト締付
今回の工具はKTCのメガネレンチ14-17mmのロングタイプです。
ドレンボルトを取り付けたら、クランクケース右側のクラッチ側にあるオイルフィラーキャップを取り外します。
キャップ取り外し
座面清掃後
キャップを取り外したら、きれいなウェスでゴミなどをエンジン内部に落とさないように注意しながら、キャップの締め付け座面をきれいにします。
注入口周りがきれいになれば、規定容量のエンジンオイルをオイルジョッキなどを使って注入します。
オイル注入中
Ninja 250Rの場合は、通常1.3L、オイルフィルター交換時で1.6Lですので、ちょっと手前の少ない量をジョッキに入れて注ぎ込みます。
注ぎ込んだら、一度エンジンを少しアイドリング運転して停止させ、のぞき窓のオイル量をみて上下限の範囲内にあるかを確認します。この際に、車体は正立させておかなければなりません。サイドスタンドを使用するとかなり少なくなりますし、前述のリアスタンドをつけたままですと容量誤差を生じますので、通常の状態で真っ直ぐ車体を立ててのぞき窓でレベル確認をします。
レベル確認のぞき窓
上下限の間にあれば、そのままキャップを締めて作業完了。少ない場合はさらに少し注ぎ足します。既定の量より少ないとエンジン焼きつきなどの危険がありますし、多い場合は出力低下や燃費の低下のほか、オイルが多くなることで上がってしまい、イン・エキゾーストバルブから流れ込んで白煙を出すこともありますので、きっちりとした量を守ります。
オイル廃棄ボックス使用後
オイル廃棄ボックスに落ちてきたオイルは中の綿が吸収していますので、口を箱の中にあるタイラップできつく絞めてもれないようにしておき、箱を閉じて廃棄します。廃棄の方法はお住まいの自治体の方法に従って適切に廃棄してください。
これで、エンジンオイルを交換完了。長距離ツーリングを含めて準備ができました。
とはいえ、連休中に出ることができるかどうかはお天道様次第で、あまり期待はできません。
「転倒」という不吉な単語が変換ミスで出ています。
正しくは「点灯」。
文の場所は
『ドレンからのオイル ・・・ オイルウォーニングが転倒するまで』
単車乗りにとっては不吉な誤変換ですなぁ。
ご指摘有難うございました。修正対応いたしました。
しかしながらお恥ずかしい限りです。
この記事前後で作成した状況がかなり眠気と戦っていたこともあり、相当ひどい状態でしたので改めて確認を取って多数間違いを見つける始末です。
しかし、点灯→転倒の誤変換はちょっと痛いです。