大阪の難読地名(#16)出灰

 これもちょっと判りませんよ。

 出灰(いずりは)
 高槻の山中にぽつんとあります。
地名の由来は昔、石灰(石灰石)が産出して朝廷に献納していたとのことからだそうですが、その由来と読みとの関連はさっぱりです。
 出(いずる)灰(はい)が訛って、いずりはい、いずりはと変化したのではないかと思われますが、例によって真相はもやもやとしています。
石灰石ということで、大阪の化石の産地としても名が知れているそうですが、私は不勉強なため知りませんでした。
 石灰岩(炭酸カルシウム)は、高温で処理(焼く)すると炭酸ガスを放出して生石灰(酸化カルシウム)になり、乾燥剤として使われているのはご存知かと思います。水を加えて反応させると消石灰(水酸化カルシウム)となり、硝安や硝酸カリなどを用いて酸性に傾いた土壌を中和させるために使用したりします。
 バス停近隣には出灰不動尊(不動明王)、素盞嗚神社(スサノオノミコト)などがあり、このバス停からポンポン山へのハイキングも楽しめるようですので、暖かくなったら一度行楽がてら行って見たいところです。

2件のコメント

  1. 京都の住人ですが、学生時代高槻で配達のバイトをやっていたので、なじみのあるものには反応してしまいます。
    川沿いに古くからの集落がありますが、右岸が高槻市出灰、左岸が京都市西京区大原野出灰町です。川が府境になってるんですよね。
    高槻市を縦断している芥川の源流に近いあたり、府道6号を北に向かっていくと一度京都市に入り、川を渡って高槻市に戻るところです。
    しかし、京都府側の住人は区役所に行くの大変です。

  2. げろげろさん、コメント有難うございます。
    確かに京都府と大阪府の入り乱れている場所ですね。
    京都府側は山の反対側に区役所の洛西支所がありますが、これとて車でないと行き辛いようです。
    役所がらみで遠くに行かされるのはたまらないものがあります。行政「サービス」なのですから、もうすこし使い勝手を良くしていただきたいものです。

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