関東式と関西式とに分かれる生活様式や社会ルールは多くありますが、その1つにエスカレータの乗り方があります。
概ね関東方面は進行方向に向かって左側に立ち、右側を空ける事になっていますが、関西は見事にその逆で、右側に立ち左側を空ける事になっています。阪急電鉄梅田駅等で流れるエスカレータのアナウンスも「お急ぎの方のために左側をお空けになってお立ちください。」と流れます。どういう訳だか関西圏はこの左を空けるルールになっており、見事に関東圏のルールと逆になっています。対抗している訳ではないと思いますが。
どこらあたりで切り替わるのか気になるところですが、名古屋では関東式になっていましたので、中京あたりから関東式だと思われます。
関西空港は・・どちらでもありません。関西・関東入り乱れ、その上海外の方もいらっしゃいますので、どちらも適当に埋まって立っています。逆に言うと空けて通れるようにエスカレーターに乗っていないわけです。
あまり西に行き過ぎて、九州になってしまうと関東式がまかり通っている場合もあり、西日本・東日本ではなく、関西式とそれ以外かもしれません。
関西人は概ね「イラチ」が多いですので、大阪のエスカレーターに乗る場合は必ず右側に乗るように心がけましょう。不用意に左側に立っていると後ろから無言で小突かれる事も十分ありますのでご注意を。
2022年08月31日追記
「関西圏」と記載しましたが、神戸・京都は右側を空けるので大阪ローカルルールかもしれません。
最近は片側を空けることによる輸送量の低下と、階段部分を歩くことで生じる転倒・転落などの危険があるため空けて乗るのではなく左右二列で乗車を奨励されています。