たなかじゅん氏の「たなかじゅんのヨモヤマ日記」で触発されました。
「オートバイ」の看板
某オートバイ専門店の看板
この看板、バイク乗りで雑誌などをみたことのある人には「あっ!」と思うはずです。
それもそのはず、モーターマガジン社から発刊されている同名雑誌「オートバイ」と字体が同じ(リンク先はウェブ版サイト)。ただし、雑誌のほうは赤いロゴですが、こちらの看板は青いロゴになっています。
いざというときの「これは違う!」という言い訳の余地を残したかったのでしょうか。
でも、同じですよねぇ。
で、「今日のモヤモヤ」で取り上げられた「オートバイ」ですが、英語表記だとmotor cycleとなり、日本で呼称として使われている「オートバイ」は海外で、ほぼ通じないと思って間違いありません。日本文化の海外進出で通用する場合もあるようですが、おおむね何のことか意味が通じない場合がほとんどです。
バイクはbikeで、自転車を指す(bicycle:車輪が2つ)単語の短縮形です。
で、思うにオートモービル(automobile:自動車)のようにエンジンの付いたバイクということで、オートバイとなったのではないかと推察しています。
スポーツ系自転車のブランド化やメーカーの宣伝もあり、最近ではバイクと言っても原動機つきとは限りませんし、自転車の遠出もサイクリングよりツーリングと言う場合が多くなりました。
乗る人のことを「ライダー」と呼ぶのも、ride (a bike)からで、英語語源ですよね。
ドライバー(driver)というのも車だけではなく飛行機の場合もパイロットと呼ばずにドライバーと呼ぶ場合もあるようです(F-15のパイロットはイーグルドライバーと呼ぶ)し、日本人からみるとその言葉に対する背景から感じる印象に違和感があるのが多いようです。ゴルフではウッドの1番は「ドライバー」ですし、ねじ回しもドライバー(スクリュードライバー:screwdriver)、ハードウェアを制御するソフトウェアはデバイスドライバー(device driver)と、なんかこちらは範囲が広いですよね。
オートバイという単語が遊離してきて、エンジンのある無しに関係なく、バイク、ツーリングで統一しても良い状況になってきたということでしょう。グローバルスタンダードだかなんだか知りませんが(笑)。
でも、私は自称「単車乗り」です、ハイ。
そういや「二輪」じゃなくって「単車」っていう呼称、タイヤは2つあるのにね。
単車=「ワンダースリー」に出てきたこんな形状「◎」の乗り物にためにあるんじゃないかという気がします。
拙ブログに触発していただいてありがとうございます。
最近では飛行機のパイロットも「ドライバー」なんですか。知りませんでした。逆にFIドライバーのことを「パイロット」という言い方をするときもありませんでしたっけ?よく知りませんけど。
自転車での遠乗りもツールドフランスのように「ツーリング」を使うこともあるようですね。しかし安定した日本語世界では「サイクリング」であると思いたい。
しかし車の遠乗りの「ドライブ」も、かっこよく言うと「クルージング」なんてのになりますよね。首都高をミッドナイト・クルージングですよ。「巡洋航海」みたいですけど。
W3(ワンダースリー)が出てくるとは、降参です(笑)。
このアニメって、ブレーメンの音楽隊がヒントのアニメでした。
大きな単輪の車輪(だから単車?)の中に乗員が乗るタイプの乗り物というのが斬新でしたね。
一応リアルタイムでは見ている世代ではありませんので、念のため。
F1のような競技車の運転席(driver’s seat)はコックピット(cockpit)と呼ぶので、運転者はパイロットなのでしょう。
ツーリングとサイクリングの差なのですが、ニュアンスとしては地域や国をまたがって遠乗りする場合はツーリング、それに比べて近場の場合がサイクリングなのではないかと思います。
ちょっとお出かけ=サイクリング
泊りがけの遠出=ツーリング
が、自転車での使い分けなのでしょう。
クルーズ(cruise)は巡航という訳語が示すとおり定速走行をイメージする言葉ですので、クルーズ⊆ドライブ(クルーズはドライブの部分集合)の関係ではないかと思いますがいかがでしょうか。
W3の「単車」を発見!
http://blog.zaq.ne.jp/igarage/article/1607/
「ビッグ・ローリー」という名前なんだそうです。
W3と書かれてカワサキの650RS W3を最初に思いついた私は、根がやっぱり単車乗りです(笑)。
W3は現在W650という車種でリバイバルしていますが、あの特徴あるクランクケースではなく、ほぼ別物です。