最近は季節感が無くなり一年中で回りますが。
おたんこなす「夫婦家」
「おたんこなす」には、まぬけ、とんま、人を罵って言う言葉(大辞林第3版 CD-ROM)ということで、結構口汚い言葉なので、あまり屋号に使いたいとは思えないのですが、堂々と使われてしまっています。
そもそも「おたんこなす」とは茄子(なす)の一種をさ指したのかというとそうでも無く、元々は遊女の嫌な客を指す隠語として「おたんちん」という言葉から来ているという説があります。
「おたんこなす」にしても「おたんちん」にしても、どちらにせよ関西ではあまり馴染みの無い言葉ですが、あまり良い意味では使われない言葉のようです。
関西で「なす」が付く言葉と言えば「ぼけなす」というのがあり、やはり罵り言葉であまり良い意味ではありません。
語感で面白いと思われたのかもしれませんが、ちょっと困った意味合いですよね。