ブレッドボードのバラック組だったミニラジオが完成しました。
ミニラジオ やっと完成
ミニラジオ内部
トランジスタのように見える素子の下側がLMF501Tで、上は2SC1815
バーアンテナの適当な固定法が思いつかなかったのでウレタンフォームで固定
以前に製作を決めてブレッドボードで仮組していたLMF501Tを使った1ICミニラジオを基板に実装、ケースにちゃんと収めて製作完了しました。実はバラック組のままでずっと使い続けており、なかなかバラせないため製作が遅れたという情けないのが実状です。AM受信出来るラジオがこれしか無くて(笑)使い続けてしまいました。
電源スイッチを省くためステレオジャックを利用して電源スイッチ代わりにしています。イヤホンプラグを挿入すると電源が通電するようになっています。消費電流も0.5mA程度ですので切り忘れてもすぐに電池が消耗し切るような大事に至らないので気楽です。
感度的にはまあまあ、ローカル局は普通に入感しますしボリューム調整が無い分、音が大きすぎる嫌いがあります。トランジスタはOランクやYランクの方が良いかもしれません。欠点と言えば選択度が低いのが難点でしょうか。そこらへんはスーパーヘテロダインの受信機と違い単に高周波増幅をかけているだけで致し方ありません。
ワイドに聞こえる局のすぐ横に入感する局があると見つけにくく同調を合わせづらい状態です。同調が取れれば混信も無く問題はありません。
イヤホンラジオとしては充分製作を楽しめました。100円ショップでAMラジオが売られている時代でそれ以上のお金をかけて作るのはバカらしいかもしれませんが、趣味ですので無駄で大いにそれで結構だと開き直っています。
それなりに実用になる状態であり、電池の消耗も殆ど気にしなくて良い状態であることからしばらく使用することになるでしょう。次に作るとすれば何石か使用したスーパーのラジオでしょうか。2石程度のレフレックスラジオも良いかもしれません。
こうやって考えるとAMラジオは電子工作の王道ですね。
2005/10/22追記
やっぱり不便なので電源スイッチを追加して取付けました。やっぱりプラグを引っこ抜いて電源を切るのは眠りに就く寸前の行為としてはかなり障害があり、目が覚めてしまいます。