ずいぶん昔に製作したUSB DACを改造。
USB DAC(改)
見た目は他のシリーズと同じです(苦笑)
もう10年以上前に作って現役運用していたUSB DACを解体・改造しました。
改造というよりUSBの受口と音量調節ノブ、ケース上下本体以外は前後のパネルも含めて全部換装とほとんど原型をとどめていませんので解体と言ってもほぼ差し支えないぐらいです。
これまでPCM2706を使ったデジットのUSB_DOUT2706をアナログ出力で使用していたのですが、I2Sのデジタルオーディオ出力経由でDACにPCM1791を使用したアナログ出力とする構成にしました。
筐体内部
電源をACからトランスで降圧、ショットキーバリアダイオードで整流後平滑して正負両電源としていたのですが、それも撤廃してDC12V電源をソースとします。
内容的には先のDACユニットとほぼ同じ構成でUSB→I2Sへの変換にAmanero Combo 384からTexasInstrumentsのPCM2706に変更していますのでインターフェースはUSB Audio Class 1.0の仕様となります。ですのでWindowsでもドライバーのインストール不要、プラグ&プレイで使用できます。その代りにサンプリングレートは32k/44.1k/48kHzのみ。加えてI2Cもありませんので外部に現在のサンプリングレートを知らせる手段がありません。そのため現況表示ができないのが残念な点です。
改造後ですが音質は劇的に大きく変化しました。
やはりPCM1791の威力は大きくグッと音に深みが出ましたし、低音がパワフルに出るようになりました。全体的には音の解像度が上がった(いわゆるHi-Fi)感じです。PCM2706のアナログ出力はそれなりに優秀なのですがPCM1791と後段のアナログ回路を用いた構成とは太刀打ちできるものでは無いようです。