今回の選挙も台風のごとく過ぎて行きましたが、台風と同じく通過した後も余波があります。
【選挙前】
客「選挙の葉書が来えへんねんけど。」
局「お客様のご住所とお名前をお教え願えませんでしょうか?」
客「ヨメの分だけ来てワシの分が来えへんねん。」
局「大変大事な葉書ですので、遅滞無く配達させて頂いております。お届けの世帯によっては全員の分が一度に郵便局に到着しない場合もあるようですので、今しばらくお待ち願えませんでしょうか。」
客「え?いっぺんに来えへんの?」
局「はい、同じようなお問い合わせを多く頂いておりますが、同一世帯に同じ日にお届けできる状態とは限らないようです。」
客「ふ〜ん、ほな待ってみるわ。」
局「ご理解頂き有り難うございます。」
選挙の投票に必要(と、思われている)葉書ですが、世帯に所属する全ての有権者をまとめて送付しているようではなく、まったく日付がバラバラに局に到着するものもあります。もし、届かなくても窓口で身分証明書等が提示でき本人確認できれば投票を行えますので、絶対無ければならないものではありません。
また、今回の選挙では世帯ごとの表を作成し、到着した葉書を送達した場合にチェックを付け、どの世帯に配達が済んでいるか等をすぐに確認できるようにしていました(この辺の事情は局によって違うと思います)。
従って、配達したのにお客さんから届かないというクレームが入った場合はお客さんのポストに投函してから取り出すまでの間に無くなっている可能性が高いと考えられます。
【選挙後】
局員A「レタックスってあるやん?」
局員B「ああ、ファクシミリで受けて配達する奴な。」
A「どこに配達したら良えかわからんやつも来るねん。まいるわ。」
B「え?どんなん来てるん?」
A「例えばやね・・」
B「ふんふん。」
A「小泉純一郎って宛先、何所に届けるんよ?」
B「首相官邸・・ちゃうの?」
A「いやいや、それって勝手にこっちで決められへんし。」
B「え〜、あかんの?」
A「他にも○×様選挙事務所ってのもあんねんで。」
B「届けたらええやん?」
A「だいたい事務所どこか判れへんしやねぇ・・」
B「それは判るんとちゃうん?あて所不明とはちゃうやん。」
A「いやいや、選挙終わって業務終了したら仮設の事務所って無くなるやん。」
B「あ!ほんまや。」
A「あ!って何よ。届けられへんっちゅうねん。」
B「そら困るわな。」
A「こんなんばっかり来よんねん。なんとかしてほしいわ。」
レタックスというのは電子郵便約款で定める所のファクシミリ送信型電子郵便のことで、ファクシミリで送付内容を受け付けてそのままもしくは台紙をつけてあて所に届けるサービスです。押し花台紙をつける慶弔扱いのものだと1620円もします。1枚ペラで送ると封書と同じ80円なのですが。
あて所不明のレタックスがまた届いたようです。ピーひょろ〜、ガー・・・。