小物工具(#10)

 定番でしょうかねえ。

カッターナイフ
 カッターナイフ
 上:オルファプラスチックカッターP-450
 下:オルファA型

 アクリルなどを切るためのプラスチックカッターと、汎用のカッターナイフです。
 アクリル板を切ったり、プラスチックケースを切り抜いたりする場合はプラスチックカッターで、ユニバーサル基板は切り代が取りにくいのでA型で何回も切り付けて切り離します。A型の方はもう10年選手で、刃の位置を固定するラッチ部分がすり減って「カチカチ」感があまりありません。
 刃物は切れ味が鈍くなると作業に無理な力が入り、怪我などの事故の元になります。いつまでも切れ味を保つために刃を折り取るという発想で切れ味を最後まで維持させるという方式で世界に自慢できるカッターナイフ。
 実はカッターナイフというのは日本発の刃物製品だそうです。
 基板を切断するときは「プラスチックカッターで切り離す」とよく、本などに書いてありますが切り代が大きくなるので私の場合は通常のカッターで何度も傷を入れながら折り取ります。ずぼらをかませて切込みが浅いと悲惨な結果になるのは同じですが、切り離した箇所の左右の列のランド部分へも余裕がありそのまま使えます。また切子があまり出ないので、基板の切断はもっぱら通常のカッターナイフで行っています。
 そんなわけで、プラスチックカッターを使用するのは本当にアクリル版の切断ぐらいでしょうか。

加工跡の差
加工跡の差

 カッターナイフと言う発明品が出るまでは「肥後の守(ひごのかみ)」という名称の折たたみ式のナイフか、それ以外には折りたたみのカミソリしかありませんでしたので、削る切るの細工には難渋していたことと思います。子供のころにはカッターナイフは高級品であり手にできるものではありませんでした。しかし現在では文房具として工具としていろいろな場所で手にすることのできるほど普及しています。ありがたい話です。

4件のコメント

  1. すいません、トラックバックはSPAM対策で外しております。コメントも掲載確認してから出すかたちになっており応対が遅くなります。陳謝!
    いや、私もつい最近に、基板を切る作業でサクッと表示を切り込み血は出なかったものの、ゾクッとしました。

  2. ミユ葉さん、コメントいただきありがとうございます。
    駄文が少なからずお役に立てたようで幸いです。
    通常のカッターナイフで切り離すと作業時間も含めて面倒くさい領域にあるのですが、基板の状態は無駄なく使えてありがたい状態になります。
    くれぐれもお怪我などに気をつけてご作業ください。

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