構想だけだった念願の鉱石ラジオの準備をやっと開始できました。
黄鉄鉱を含む粘土質の露頭
以前、一度近くまで行きつつも、現場を確認できず断念していた針道の黄鉄鉱を採取しに行ってきました。もちろんツーリングも兼ねてます。
国道25号から国道165号へ抜けていったのですが、大渋滞で辟易させられました。途中国道166号にそれたのですがそれでも同じ。なぜか大阪から大和高田、桜井へ抜ける方向が大渋滞。反対側はガラ空きなんですが、渋滞現象の不思議なところです。
何のかんのと、渋滞に巻き込まれながら、途中水温が熱くなりすぎて電磁ファンの回ることを繰り返しながらなんとか談山神社方面へ。不動滝のバス停近くから針道への道案内に従って折れ、途中まで林道を登ります。
上まで上がりたかったのですが、落ち葉と濡れた路面でかなり危険な香りがしましたのであきらめて歩いて上りましたが、まあ、急なのぼりで心臓バクバクです。
黄鉄鉱採取地
実際の状態
上り詰めたところで大峠への道に入る正面の崖の部分に黄鉄鉱の含まれた粘土質の露頭がありますが、雨や湧き水で流れ出たものがあちらこちらに転がっています。
採取した黄鉄鉱
大きいもので5mm角ぐらいである
正方体に近い結晶があちらこちらに落ちています。
注意して拾って水で粘土(絹雲母だそうです)を洗い流して結晶を取り出します。
今回は拾っている状態ですが、粘土をごっそりと取り出して水で洗い出すと、結晶が中から出てくるようですので、次回はスコップ持参で採取でしょう。
これで鉱石検波器の心臓部である検波することのできる鉱石を手に入れることが出来ました。
こんなことをせずに、販売されているものを買えば大きくてきれいな結晶を手に入れることができるのでしょうが、そこは作ることに意味があるので、鉱石も自分で採取です。
ちなみに私は鉱物マニアではありません(笑)。
はじめまして。
「鉱石ラジオ」というものがあり、電子工作の本でよく作成例を見かけますが、実際に「鉱石」を採取してくるところから始まるのは初めてですね。
必要とする鉱石をどのあたりに行けば手に入れられるか、という情報はどのように集められたのか興味があります。
「黄鉄鉱」が欲しいから、どこどこの山にいけば手に入るという知識も重要だなと感じました。
r3dpin3さん、コメントありがとうございます。
鉱物標本と称して黄鉄鉱や閃亜鉛鉱などの整流作用のある鉱物は市中で入手できる事が多いのです。特に鉱物関連はマニアな方が多いらしく、鉱物フェアなどが催されるときには必ず種々の標本が売られています。
しかしながら、それらを買って鉱石ラジオを作るのはどうも自作マニア(笑)としては安易な気がしまして、鉱石を採取するところから始めたわけです。
たまたま図書館で「宝石探し―関西地学の旅」という書籍を見つけて、現地が比較的行くことの出来る場所だと判明したため実行に移した次第です。
目的とする鉱石(鉱物)の名称と「採取」などの検索キーワードで検索エンジンで多数がヒットすると思います。私の場合は関西で見つかりましたので採取に赴きました、遠ければ断念していたかもしれません。