マクド(大阪ではこう呼ぶ)のドライブスルーは本当に待たずに買えて、店内より待つ時間が短いのではないかと思ったりもします。
モスフードサービスの展開するハンバーガー等を主体としたファーストフードショップ「モスバーガー」。このモスバーガー(以下モス)の最大の特徴は作り置きをせずにオーダーが入ってからオーダー品を作り始める事で、常に作り立ての状態でお客さんに提供される事です。
すなわち、モスではオーダーがはいるとマクドのように作り置きの棚からもってくるのではなく、その時点からバンズとパティを焼き始めたり、ポテトをフライヤーに入れるのです。多少待たされる感がありますが、作り置きではなく常に作り立てを食べる事が出来るようになっているわけです。
しかしながら、モスではドライブスルーでもこのシステムが踏襲されており、スルーという言葉の響きから感じる「すぐ手にして通り抜ける」というイメージからほど遠く、オーダーして手にするまでしばらく待たされます。ドライブスルーであってもオーダーが入ってから作り始めるわけです。
混み合っているときは注文口までがつかえ、引渡口で待機車両が散乱するというなかなかスルーレートが低い状態にすぐ陥ります。ボトルネックは判っているので作り置きをすると改善する余地はありそうなのですが、改善するとモスの作り方ではなくなってしまい、商品の魅力も半減しますし、痛し痒しのシステムですね。それでも全国で507店舗が対応しているというのも不思議です。
ファーストフード店でありながらモスの主張はスローフードなのかも知れません。
ちなみに私は一度モスのドライブスルーで上記のようにかなり待った事で懲りたため、必ず店内に入って食べるようになりました。待つ時間が同じなら車の中でなくても良い訳で、それならば店内でゆっくり食べた方が心のゆとりができます。こちらの方が正しいモスの利用法でしょう。