青森県に八戸(はちのへ)という地名がありますがこちらはちょっと違います。
八戸ノ里(やえのさと)
地元の人はなんら難読地名という認識が無いのは常なのですが、こちらは近鉄沿線や地下鉄谷町線沿線の人にもそういう認識は無いようです。
八戸を「はちのへ」から「やえ」という読みに至るには数光年ぐらい離れているのではないかと思えます。「やへ」と読んだ方は近いかもしれませんが、ちょっと違いました。
江戸時代の初期に豊臣家の家臣が8戸あったからという説がありますが、実際に8戸かというとちょっと怪しいようです。
花びらが5枚ではなく、多数が織り成すように咲く八重桜の例でも解るように、日本語は、ひとつ(一つ)、ふたつ(二つ)、みっつ(三つ)・・ときて、ななつ(七つ)を超えると「たくさん」という数え方になる年代がありますので、実際は相当数の個数が集落としてあったからという見方もできなくはありません。