地方どころか大阪でも沿線外の人には案外判らないのです。
阪急「大阪梅田駅」
阪神「大阪梅田駅」
大阪には「梅田」と称する駅が駅が多数あり過去に記事でご紹介しましたが混乱の元になっていました。ちなみに「梅田」と名称の含まれる駅は以下の通り。
- 梅田(大阪メトロ御堂筋線)
- 東梅田(大阪メトロ谷町線)
- 西梅田(大阪メトロ四つ橋線)
- 梅田(阪急電鉄)→大阪梅田
- 梅田(阪神電車)→大阪梅田
ここで混乱の元凶なのがJR西日本の「大阪」駅という名称。
地方からJRで来ると大阪駅はすぐにわかるのですが大阪駅に隣接した多数の「梅田」駅が同じ地域にある駅だと分からないのです。ですので大阪駅で下車して「梅田駅に行くにはどうしたら良いですか(何か電車で乗り継いで行く場所?)」と尋ねる人多数。新大阪から梅田駅にはどうやっていったら良いのかとかも尋ねられるそうです(これは地下鉄乗り換えでもOKなのですがそのまま東海道線で大阪駅まで行くだけで梅田エリアに到着する)。
阪急や阪神なら終着駅なので問題は全くないですし、そもそもこれらの路線で梅田駅を利用する人であればすぐそばにJR大阪駅があるのは当然のように知っています。
そんなこんなと色々と混乱の元凶だった梅田駅なのですが、JR西が大阪駅を梅田駅に名称変更することは絶対にありえないので私鉄2社が2019年に大阪にあるという意味を強めるため「梅田駅」改め「大阪」の文字を入れてわかりやすくした「大阪梅田駅」へと名称を変更しました。
(余談ですが同時期に阪急の「河原町」も「京都河原町」と変更しています)
これでちょっとは混乱の元が解消されたのでしょうか。
残念ながらさらに混乱しそうなのがJR西日本が旧梅田貨物駅(現梅田信号場)エリアの再開発で貨物線(東海道線支線)を通って新大阪から大阪環状線へ乗り入れる線を地下化し大阪駅と接続する「仮称:うめきた(大阪)駅」を新設中です。梅田北エリアなので「うめきた」。これも梅田駅の仲間として取り扱うと全部で6駅になってしまいます。
大阪駅とそのまま構内で接続されるようですので新大阪から大阪駅へのルートが2つできることになり関西国際空港へ向かう特急「はるか」が大阪駅と接続されることで利便性向上を狙っているようです。大阪駅からは現状では大関空快速が運行されいますので、大阪駅からわざわざ特急に乗車して空港に乗り付ける人がどれほどいらっしゃるか。関空から特急で大阪駅に直行できるメリットはあるとは思いますがどうなのでしょう。