ポモドーロとはイタリア語でトマト。
ポモドーロ
イタリア語ではトマトの事を”pomodoro(ポモドーロ)”と言います。
パスタ料理の名前にもありスパゲティ・ポモドーロは非常にシンプルですが奥が深く人気なメニューです。主にトマトとニンニク(場合によっては玉ねぎが加わる事あり)がメインで味付けは塩とオリーブオイルのみ。セロリやバジルなどの香草を加える事もあります。仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノ(日本だとパルメザンチーズの方が通りが良いかも)を削ったものを掛けます。ポモドーロに唐辛子が加わるとアラビアータになりますね。
トマトソースの日本式スパゲティメニューの代表格「イタリアン」の原型ではないでしょうか。
トマトの名称は英語で”tomato”。他の国の言語でもだいたい似たような発音と綴りなんですが、イタリアだけ全く違うのはどうしてなのでしょう。一説によるとラテン語で林檎様の果実を”pomo”と呼びそこに黄金の意味である”oro”がついて”pomo d’oro(黄金の林檎)”というのが語源ではないかとの説があります。日本に伝わったのは江戸時代の初期で当時は「唐なすび」や「唐ガキ」と呼ばれていて観賞用の植物でした。別名に「馬鹿ナス」などとも呼ばれた事も(イヌホオズキの事を指すとの説も)あり食用に供されるのは明治後期と随分と後の時代です。ちなみにトマトケチャップなどで有名なカゴメの創業者はトマトを栽培し始め販売を開始したのが始まりだそうです。
参考:カゴメ株式会社 トマト大学 文学部(参照サイト)