先日妙見山に行った帰路の途中で1気筒死んでしまいました。復活しそうも無いので、しかたありません。修理です。
いままで微妙に3気筒や2気筒になっているような状態はあったのですが、完全に死んでしまったのは今回始めてです。燃料系か点火系ならなんとかなりますが、吸排気バルブを損傷してしまっていると自力ではお手上げです。そんなにオーバーレブさせるほど回していないので不気味です。まず、本当にそうなのかどうなのか調べてみます。死んでいるのは1番の気筒です(単車に乗って左端の気筒)。
まず点火しているかどうかを確認するためにプラグを外してエンジンに外側電極を付けてセルを回すとどうも点火しているような様子。う〜ん。
譲り受ける前の半年ぐらい放置されていたのでついに何かがキャブに詰まったのかと思いつつ、次はタンクを外して吸気系からキャブレターまでを調べる事にします。
タンクを取り外しました
負圧コックなのでパイプ類を外すだけでタンクは外せる
エアクリーナを外しました
左端が問題の1番の系統
エアクリーナーの中も何やら得体の知れない液体が溜っていたのでエアクリーナーのドレーンから抜きました。水と混じった白い液体が・・うげっ!
1番の気筒のキャブレターのジェットニードルを外してちゃんとガソリンを吸い出すか確認しやすいようにします。この状態でセルを回すと1番の気筒のキャブレターは元気良くガソリンを吸い出しています。ジェットニードルが無いのでガバガバと気前良く吸い出しています。どうもキャブレターは詰まっていないようです。3気筒になってから走行していてガソリンの消費量が1気筒死んだ減り方ではないのでそれを裏付けるかたちになりました。
さあ、ここでお手上げです。キャブも詰まっていない、点火もしているようなので分からなくなってしまいました。四輪で一度オーバーレブさせてピストンがバルブを突いてしまいアウトになった事がありますが、今回は回転音を聞く限り圧縮はちゃんとあるようで、万が一のバルブ損傷?という気持ちが頭の中を過ります。。
シリンダーヘッドを外して良くてバルブ&バルブスプリング交換とバルブの擦り合わせ、悪ければシリンダーヘッドも交換です。うわーん。
結局なじみのバイクショップへ持って行き見てもらうと1番のプラグを外して交換しただけで元通り。なんのこっちゃです。仕事を休んで苦心惨憺分解した苦労はどこへやら。
点火しているように見えてミスファイアしていたようで、プラグ不良が主たる原因のようです。いままで1番の気筒がおかしかったのが原因か、アイドリングも安定しましたし、黒煙も出なくなりました。
こんな事ならもっと譲り受けた段階で全部プラグ交換すれば良かった・・・。
点火不良のスパークプラグ
Bundit400は抵抗入で電極が2つ付いているなにやら高そうなプラグを使っている
これはNGK CR8EK
かなり疲れました。しかし、元気よくなったので、また走りに出ます。