梅田1丁目1番地計画の再開発でリニューアル。
梅田新歩道橋(阪急阪神連絡デッキ 新梅田歩道橋)
2018年6月末に改修工事が完成して随分とおしゃれになりました。無骨な鉄製の欄干はステンレス製になり、写真のように改装された欄干が夜に照明柱のない照明として厳しい歩道橋の照明に求められる基準をクリアしつつ美麗な空間を演出しています。
改装前の銘板
この歩道橋は昭和39年(1964年)10月に松下電器産業から寄贈されたものです(南側半分)。経済成長華やかなりし頃、交通戦争とも言われた交通事情の悪化による交通事故増加をなんとかしたいとの思いがあったのでしょう。概ねこの年に開催された東京オリンピックに合わせて完成させたと推察されます。
近くに「梅田歩道橋」が別にあったことから「新」の文字が冠せられました。北側は昭和48年(1973年)に阪急梅田駅の高架化と移転に伴い全長が完成して、現在の基本的な経路が完成しています。
今回の改修工事では大阪駅前のバスターミナル改修に伴って乗降バス停が駅ターミナル内に移設されたことから歩道橋途中からの乗り場への昇降階段が廃止されています。また大阪駅ノースゲートビルへも経路が接続延長されました。
改装後のネーミングライツ公募で改修工事を請け負った阪急電鉄と阪神電気鉄道の母体であるエイチ・ツー・オーリテイリングが獲得し現在は「阪急阪神連絡デッキ 新梅田歩道橋」となっています。