以前に試してみたTM1630の続き。
TM1630ドットマトリクス表示
メインボードは前回のUnoNano(MiniCore 328P)
前回は小数点付きの7セグメントLED4桁の表示をテストしました。データシートには小数点無しのカソードコモン7セグメントLEDを5桁ドライブできる回路例の記載があります。表示モードにも7セグメント5桁のモードもあります。
そこでふと7セグメント×5桁は5×7ドットマトリクス表示器と構成が同じではないかと考え、COL側がカソードコモン(ROW側がアノードコモン)であればデバイス一つで5×7ドットマトリクス1桁表示に使えるのではないかと考えて試してみました。
TM1637はアノードコモンのLEDを使えますがTM1630はカソードコモンのみです。COL側がカソードコモンのマトリクス表示LEDを入手し、確認用の基板を製作しました。世の中にはROW側がカソードコモンのデバイスの方が多いようで手持ち在庫の5×7マトリクスLEDもROWカソードコモンタイプでした。
ドライバの機能で輝度を変更できるのでMPUでスキャンして輝度を調整するよりはるかに楽です。表示はデバイスが処理するので常にポートを操作する必要もありません。また使用するピンもDIO/CLK/STBの3本なのでI/Oピンの割り当てに余裕が出ます。
TM1630とTM1637のどちらも流したシリアルデータの溢れたビットを出力する端子がありませんので、表示できる規模が限られます。もっと多くのセグメントのマトリクスLEDを使うのであればスケード接続できるMAX7219やI2Cで制御できるHT16K33などを使うべきでなのしょう。