アナログ系のための±15V電源。
12V→±15V電源基板
以前の電源基板と同じDC-DC変換モジュールを使用してアナログ系向けの両電源基板の製作を行いました。モジュールは3W出力ですので±15Vでは100mAが最大出力となります。I/V部や前回の平衡≈不平衡+LPF部に使用するNJM5532は1つで最大16mA消費します。I/V部で2つ、平衡≈不平衡部で1つ使用しますのでオペアンプだけで最大48mA必要ですが電流出力動作をしないので回路全体では100mA以内には収まると想定しています。足りない場合は6Wのモジュールも用意していますが実際に3Wのモジュールで全回路を動作させてから電圧降下や発熱などが生じないか確認を行う予定です。
以前の電源基板と違う点は±15V出力がI/V変換部と平衡・不平衡変換部は別基板にしているので2系統を必要とするため電源の出力コネクタを増やした点です。
【閑話休題】
パイロットランプLEDの電流制限抵抗ですが、今回はLEDを実装する前に明るさを決める電流制限抵抗の値を視認しながら複数試しました。このLED(Optosupply OSUB3133A)の輝度が定格20mAでの標準値で2500mcdもある超高輝度タイプ。DC-DC出力電流容量を確保するためにもなるべく少ない電流で使いたい事から徐々に抵抗値を上げて明るさを確認したのですが150kΩを接続しても結構明るいので驚きました。この状態でLEDのVFが実測値で2.46Vでしたので流れている電流は0.95mA程度。それでも写真から想像していただくように正面から見なくてもかなり明るく点灯しています。