PCM1792 DACユニット(#4)

 DAC本体への電源基板。

5V/3.3V電源基板(PCM1792用電源)
 5V/3.3V電源基板(PCM1792用電源)

 PCM1792用の電源基板です。デジタル系に3.3V、アナログ系に5Vを必要としますので基幹の12Vから低損失レギュレータであるLT1117(AMS1117)を使用して5Vおよび3.3Vを生成します。
 小さい外形ですが800mA取り出せ、基本的に入力側より出力側の電圧が高くなる場合の保護ダイオードも不要、入出力に発信止めの0.1µFのコンデンサーなど不要なためか最近よく基板上に実装されているのを見かけるデバイス(Arduino NanoやUnoにも採用されている)。パッケージが表面実装のSOT-223なのでユニバーサル基板で実装するときは少しコツが必要ですが、まだ徒手でハンダ付けできるパッケージなので使い勝手は上々な方です。
 ピン配置が普通の三端子レギュレータのIN-GND-OUTではなくGND-OUT-INと配線引き回しが面倒臭い並びです。中央の端子とタブが同じ出力端子なのもプリント基板であれば何も問題なく配線引き回しできるのでしょうがユニバーサル基板の手配線だとパッケージの向きと入出力のレイアウトに入出力とGNDが交差しない工夫が必要です。

【閑話休題】
 LEDの電流制限抵抗もLEDをクリアタイプからスモークタイプに変更した事に合わせて点灯しているのがわかる程度の明るさまで電流制限抵抗を大きくしました。。
 3.3V系の赤色LED(OSR5JA3Z74A:330mcd@20mA)は5.1kΩを接続、実測VFが1.69Vでしたので0.3mA。5V系の黄緑色LED(OSG8HA3Z74A:100mcd@20mA)は1.5kΩを接続、こちらの実測VFが1.90Vでしたので2mA流れています。この電流値でもそれぞれ十分視認できる明るさで点灯しています。
 黄緑色LED(570nm)の方が輝度が低いので抵抗値が小さくなりましたが純緑(525nm)のLEDですと1120mcd@20mAもあるので赤色LEDに接続した抵抗よりもはるかに大きい10kΩ以上でも十分明るく光ってくれそうです。

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