海坊主とは少し違うのかも。
タコボウズ
タコボウズの親父がたこ焼きを焼いていてカニバリズムとも言えるなシュールなイラスト。
斉諧俗談によると体はスッポンで人の顔をしており大きなものは5、6尺もあるそうです。絵図としては歌川国芳によって描かれたものがあり、この話を下地にしていると思われます。他には妖怪の大家とも言える水木しげる氏によるものは真っ黒で目だけがついている巨大な頭の影のような存在として描かれています。
海坊主をタコの姿に見立てる事もあるそうなので、あながちタコボウズも海坊主なのかもしれません。どちらにしても妖怪あるいは物の怪の類になってしまっていますが海神の類が信仰が薄れ恐れらるだけの存在になって妖怪と化したという説もあるようで、妖(あやかし)よりも祟り神的な存在だったのかもしれません。