うなぎの「う」はやっぱりうなぎ。
うなぎ屋の看板
うなぎ専門店ではありませんがメニューの「うなぎ」はやはりインパクトがあるようで、看板が他のお品書きと並んでいても『うなぎの「う」』が目立ちます。
食堂的なお店ではお高いメニューなので一尾丸々のうな丼やうな重はありませんが、うなぎの入った定食や丼もので何品かうなぎメニューがありますが高級メニューの一翼となっています。
国産のうなぎ(とはいえ幼魚を輸入して国内で養殖したものも国産です)はお高いとは言え、お店によってもピンキリで諭吉さんお一人では足りない場合も見受けられます。以前地上波放送で日本向けに製造している中国のうなぎの蒲焼業者の取材番組を見たことがありますが、日本人がうなぎにかける情熱以上のものを感じました。日本で調理の研修を受けた上でその焼き方を再現する総長数百メートルの蒲焼ラインや、出荷する地方によって背開き・腹開きを区別して割いて調理するなど日本人の求めるうなぎの蒲焼を追求し尽くしています。こういった食べる人や使う人の希望を実現する情熱を最近の日本人製造者たちは失ってきているのではないかと感じる次第でした。