外部呼称だと思うのですが認めちゃいましたよ。
案内看板
設置主体はJR西日本と尼崎市、ある意味運命共同体かも
大阪近辺の有名な開かずの踏切といわれる踏み切りは多数あります。一部改善されて地下化や高架化されて踏切そのものが無くなって解消された場所もあります。
しかし、いわゆる「開かずの踏切」という呼び方はあくまでも地元民や地域の俗称であり、踏切を設置している主体である鉄道会社がその呼び名を使うことは自己否定ともいえるため、使われることがほとんどありません。
しかし、この踏切の工事に伴う地域の案内看板はまさに「開かずの踏切」と自称してしまいました。ある意味、自分たちの提供するサービスの不備を認めてしまったわけです。
実際にこの踏切、レールが6組通る場所で、東海道本線の内線・外線と東西線の上り下り各線が通過するため踏切の間の距離が長いにもかかわらず全通する時間が極端に短く、朝のラッシュ時はおろか平時でも開く時間が極端に短くて踏切事故が多く発生していた場所でもあることから、立体交差化(車道・人道が地下をくぐる)する工事の着工となりました。大阪~神戸間の踏切事故の一翼を担っていた(?)踏切ですがいよいよ解消のようです。
ただし、工期が長く平成25年度末まで。それまではこの踏み切りのある場所での線路横断は一切できませんので、他の踏み切りに流れるわけで、そちらでの事故も激増するというわけのわからない状態です。元から踏切がらみのトラブルの多かった尼崎~立花間のインシデントも激増しています。
他称ではなく自称した勇気は讃えるべきところなのですが、かなり消極的な讃え方ですね。