天津飯

 実はオリジナルは日本アル。
天津飯
 天津飯
 関西人が関東の中華料理屋に入って天津飯を頼むとびっくりするはずです。だって、関西と全然違うものがかかっているのですから。
 天津飯の基本は白ご飯の台にかに玉、あるいはその他の副材料を入れて焼き上げた玉子を載せ、片栗粉でとろみを付けたあんを掛けただけのシンプルな料理です。シンプルなだけに玉子のフワフワさや、かける「あん」の味で美味い不味いが決まってしまう恐ろしい料理です。
 関西でなじみがある天津飯は醤油の色が薄くついた透明なあんですが、どういうわけか、関東の天津飯はオレンジ色〜赤色のやや濁ったあんになっています。
知らずに注文して出て来た天津飯を見ると驚愕の事実を目の当たりにする事になります。
 なぜかというと、関西のあんは醤油あんなのですが、関東ではケチャップあんで、赤いあんがかかって出てきます。
 表現的にはきついかもしれませんが、「真っ赤なあんのかかった天津飯のようなものが出てきた!」と感じる関西人が多いと思います。逆に関東人が関西の天津飯をみても違うものに見えますので、まあ、このあたりはどちらもどちらと言えます。
 ちょっとネットで出ているレシピを調べてみましたら余計に混乱しました。
 醤油ベース
 味の素、パナソニック電工(+オイスターソース)、大阪ガス、辻調、ベターホーム、北海道ガス、
 ケチャップベース
 大丸ピーコック
 どちらも掲載
 ウチゴハン
 オリジナル(どちらにも属さない)
 オタフク(塩焼きそばソースで)、神戸物産(業務スーパーの黒酢あんで)、カゴメ(トマト風味で:あたりまえか)、ミツカン(塩ベース)、永谷園(黒酢あん)
 ご存知の方も多いと思いますが、天津飯は中国の天津に行ってもありませんからね!

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