う〜ん、渋めですね。
柿渋と書かれても普通はピンと来なくなってしまいましたが、株式会社大阪西川の本社1Fにある柿渋店舗です。工場倉庫は少し離れた所にあり、阪急電鉄京都線に乗っていると見えるはずです。
大阪と冠しているので別に西川ってあるのかと思うとやっぱりありました。京都の西川本店が、同じ創業者のそもそもの元店舗だったようです。どちらもドメインがカキシブなのがすごいです。
柿渋って何のために使うの?って思うのですが酒や醤油などのもろみをしぼる袋が柿渋染めだったり、漆器の下塗りだったり、防水性を生かして和傘(番傘)の竹の骨にぬるなど昔から用途は色々とあったようです。また清酒の清酒滓下用としても使われるようです。
最近は柿渋ポリフェノールがたくさん含まれているとかで健康食品として利用されたりするなど新しい用途が開発されています。
やはり素人は染め物(柿渋染め)だったり、一閑張り(竹籠に和紙を貼って柿渋を塗り固くした物)などが入門編でしょうか。
しかしながら柿渋という非常に限られた特殊な用途に使われる商品をずっと製造販売し続けているところが何ともすごい事です。「継続は力なり」ですね。
十三ってこんな「ず〜っとやっています」って店舗・会社が多いですね。