ラーメン鉢の縁に付いているアレ。
建物の雷文装飾
一般的には渦巻紋の一種で矩形または長方形の形をしたもので、単独で用いられることはほとんど無くこの建物の装飾のように二つを一組として地紋や縁飾りに用いられ、右回りと左回りは区別され、「かみなりもん」とは読まずに「らいもん」と読みます。
主に中国で用いられた紋様ですが古くは殷や周の時代の青銅器や陶器などに見る事ができ、日本ではラーメン店や中華料理店、中国産品を取り扱う店舗の装飾や食器類などによく用いられていて龍に関連して雷や雨をもたらす象徴としても用いられました。折曲がった形から迷路を意味し魔除けのシンボルとしても用いられています。
中国以外の中東・西洋の雷文は少し巻きが浅い紋様が多く見られギリシアも古代から雷文が用いられており現在でも魔除け・幸福のシンボルとしてあしらわれています。
この模様はラーメン店専売の模様でも無く「ラーメン模様」とも違いますよ。