ふんわりやわらか。
とろろん
粘度がある固形物の夾雑した流体。簡単に言えば長芋の摩り下ろしですね(笑)。
この語感から連想されるのが長芋あるいは山芋などの粘りのある芋類。このお店は長芋焼のお店なので屋号はほぼ自明的な名称では無いでしょうか。
山芋、長芋、とろろ芋と呼ばれる芋類の粘りの成分は多糖類である水溶性食物繊維のマンナンとタンパク質の混合物です。他にも難消化性デンプンのレジスタントスターチやビタミンB1も含まれる他、デンプン消化酵素であるジアスターゼも含まれるため磨りおろすことで含まれているデンプンを自己消化します。
一般的に「山芋」と呼ばれるものはヤマイモ科ヤマイモ属のヤマノイモを指しますが、他にも同様の植物として「自然薯」「大薯」「ヤマトイモ」「イチョウイモ」などがあります。
このお店のメニューではありませんが粘りを強調したメニューとしてヤマイモ・オクラ・納豆を混ぜ合わせたネバネバ和えと称される料理もあります。
そちらはとろろんを通り越したネバネバ・トロトロ料理ですね。