徐々に街中からも戦争の跡が消えてゆきます。
機銃掃射跡
通称「お初天神」、正式には露天神社と言いますが、ここの境内にある拝殿前の石柱に戦時中に航空機から打ち込まれた機銃掃射の弾痕があります。
貼紙に書かれている通り、反対側の柱にも同様に残っていて、当時の日本の防空体制が比較的内陸である大坂にまで戦闘機がやって来るようなズタボロの状態だったことを物語っています。
もう一方の機銃掃射跡
以前に、大阪府立北野高校(旧制北野中学)の校舎外壁に打たれた機銃弾の跡をご紹介しました。
こちらも同じくグラマンF6F戦闘機による12.7mm機銃による掃射跡があります。
今回、参考にWikipediaの露天神社の項を見ると、P-51による機銃掃射跡と記載がありましたが、神社の公式な見解はこの貼紙にあるとおり、P-51ムスタングではなくF6Fヘルキャットのようです。
市街地に戦闘機が地上に向けて機銃掃射する。そんなシーンが今後は映画の中だけに終わることを切に願います。