手持ちのSDカードリーダーがSDHC非対応だったこともあり購入。
SDカードリーダ
さすがに使い物にならないだろうと踏んで、ダメモトを覚悟して100円ショップで購入。
しかし、見事に期待を裏切られて普通にMacOS XだろうがWindowsXPだろうがWindows7だろうが普通に使えてしまうのがびっくり。
マスストレージクラスで動く単純なデバイスだろうと思えばそれまでですが、売価100円の脅威は免れません。そうなると、壊しても気にならないというかその時はまた購入という安易な代替手段があることからバラして中身を見てみる事に。
基板
コントローラのチップは基板直付け。いわゆるChip-On-Board(COB)で中身は判りません。MacOSのマシンにつないで見てみると、ベンダーIDからMOAI Electronics社のUSB向けカードリーダーコントロールチップのようです。デバイス名までは出ませんでしたが、同社のリリースしているカードリーダー向けのチップのどれかでしょう(MA8121C?)。
基板を見てみると「D1」の表記があり、シルクのパターンがどう見てもLEDの気がします。どうやらメディアアクセスを行っている時のインジケータランプがつける事ができるようですが、コストダウンで実装を見送ったものと思われます。
基盤の裏側
USBもSDカードもコネクタのハンダ付けが片側部分しか乗っておらず、非常に怪しいので、ハンダ付けをし直しておきます。
さて、件のLEDの配線には途中に抵抗をはさむパターンはありません。どうやら直接接続をしてもよさそうなのでLEDを実装してみました。
実装したLED
秋月の3mm径のLED
ちょっとどきどきしながらUSBハブに差し込んでみると点灯。アクセスを行っても点滅せず点灯したままで、USBのリンクランプのようです(アクセスするとちゃんと点滅しました)。デバイスをデタッチすると消灯しました。
点灯中
写真では判らないが点滅は一切無し(苦笑)
まあ、100円ですのでこの辺で許しておきましょう。
ちょっとだけ楽しまさせていただきました。
もちろんですがUSB 2.0のフルスピードで読み書きでき、まったくもって真っ当なカードリーダーです。使用に全くの支障はありませんでしたので念のため。
このハンダ!
手付けでケチったのか、自動ならたいしたもの!
フラックス跡が全くありませんでしたので半田槽だと思うのですが。
こんなケチケチな状態、自動じゃぁないと思うのですよ。機械より人件費の方が安く付く国ならではかと。
今日昼、仕事場ご近所のダイソーに寄ったら、
同じもんが売ってました。
で、一つ購入。
ハンダ付けをやり直しておきました。
ちなみにLED部分ですが、
赤色LEDで5.1mA。
青色LEDで2.4mAでした。
100Ωの抵抗で7.7mA。
そしてLED、SDカードをアクセスすると
パラパラと点滅しますね。
ありゃ、本当だ。ちゃんと点滅しますね。
メディアのアクセスしてなかったのかなぁ。
今の赤色LED外して、青色に交換しようっと。