おしまいの「ん」

 以前は屋号ではなく意匠の一部と思われてた物件を紹介しましたが、今回はズバリ屋号。

立呑み「ん」
 立呑み「ん」

 こんな屋号を付けるから、電話帳の五十音順の項に「ん」が付け加えられるわけです。
 しかも、こんな屋号を付ける店は少ないはずですから、圧倒的な広告効果も期待できます。
 もっとも呑み屋やスナックなどが多いようですので、競合他店との並列掲載となり熾烈な争いが生まれるかもしれませんが。
 筒井康隆氏の小説かエッセイで、店の名前に「ん」と付けると電話帳の「ん」の欄を増やさなければならず、店数は圧倒的に少ないので広告効果は絶大だ、といった内容のものがありました。
 その文章が出たら、早速ではないでしょうが「ん」と言うスナックが掲載されたというオマケ付き。
 実際に大阪府で業種選択無し、五十音で検索すると「ん」の欄には4件しか掲載がありません。
 まあ、この「ん」で検索を掛けるという変な奴が(ここにもいますが)引っかかるわけで、飛び込み客でない場合はある意味客層がおかしいわけで(笑)。
 兎にも角にも、客も店も一癖、二癖ありそうなことは間違いありません。

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