英語では”lupin”。
るぴなす
日本では「ルピナス」と呼ばれますが英語の綴りでは”lupin”となりモーリス・ルブランの名作である怪盗紳士ルパン(Arsène Lupinの一篇)の主人公の姓と同じです。ルピナスの綴りは英語でもフランス語で同じ発音も[lúːpɪn]と同じ。
これを意識したのはBBCの人気番組だった空飛ぶモンティパイソン(原題:Monty Python’s Flying Circus)の物語の一節で完全にこのアルセーヌ・ルパンを基にしたパロディがありました。「怪盗デニスムーア(原題:Dennis Moore)」の一節で、富める者から奪い貧しき者に与える義賊として登場する怪盗は金銭を要求するのではなくルピナス(日本語字幕だとルピナスだが原語ではlupin[lúːpɪn]と話している)を要求する理不尽さ。手に入れたルピナスは貧しい老夫婦のところに届けられるのですが金目にもならず食べられるものを欲しているのに食べられない花をもらって困惑するという流れ。
デニスムーアの乗馬する愛馬の名前がコンコルド(Concorde)でイギリスとフランスの共同開発した超音速ジェット旅客機と同じ名前なのはルピナスを連呼するのと同じで明らかにフランスをバカにしているとしか考えられません。
BBCの番組にはウィットに富んだものが多くありましたがモンティ・パイソンはそのトップクラスの番組と言えるでしょう。