デジタルオシロ

 もう、双手を上げて喜んでおります。浮かれております。舞っております。

HP 54501A
 HP 54501A ディジタイジング・オシロスコープ
 現在はアジレントに事業引き継ぎをしているが、すでにサポートは終了
 電源ケーブル,10:1のプローブが2本、説明書類などが上部バッグに入っている

バッグの中身
 バッグの中身を出した状態

 なんかオークションの商品写真のような気がしてきた・・売りものではありません
以前から入手したかったオシロスコープを、居酒屋ガレージさんから長期貸し出しをして頂きました。
 奇しくも、私にとっては開発の現役時代にお世話になった大変懐かしい機種で、アナログオシロしか開発現場に無かった時代にデジタルオシロの導入でかなり盛り上がった事を覚えています。当時かなり高額だったはずで、上司が稟議書を回して説得するなど、苦労して導入したようです。
「うおー、メニュー操作で設定変えれるで〜!」
「うおー、波形止めてみれる〜!」
「うおー、プリンタで波形印刷できるで〜!」
「うおー、トリガーの前後が見れるで!」
「うおー、掃引早くしても、波形が明るい!」
「うおー、トリガーの条件設定賢い!」
 などと、かなり舞い上がって(笑)いました。今の測定器の現状からしてみれば可愛い事で喜んでいたのですが。
 まずはスペックの確認です。

HP 54501A Digitizing Oscilloscope
・帯域幅100MHz
・4チャンネル入力(うち2チャンネルはデジタル用途)
・マルチスクリーン表示(最大4)
・2ns/div〜5s/divのタイムベース
・最大10Ms/sのサンプリングレート(A/Dは8bit)
・イベントもしくは時間ベースのトリガーディレイ
・TV信号専用トリガーモード
・サンプリング点を線で結んで表示するモードあり(惑わされる時も)

 と。私何ぞにはもったいないぐらいの性能です。そんなハイスペックな測定器が必要な事しませんから・・。
 マニュアルには、デジタルストレージオシロスコープ(DSO)ではなく、ディジタイジング・オシロスコープと記載があり、控えめな表記となっています。

管面撮影
 こんな感じで表示される
 管面撮影は露出が難しい・・

 これでHP-IB(GPIB)でPCと接続できれば、波形データ等をPC側に吸い出して利用する事の出来るソフトが使えるのですが、GPIBは流行ではないせいかPCIカードは軒並みン万円の世界。中古で出回れば良いのですが、マニアックな商品のせいか店頭中古では見当たりません。ヤフオクでも殆ど出品なし。トホホ。
 一応IEEE 488と標準化されてはいるのですが、今や絶滅寸前かも。LabVIEWとか使っている人たちがいるはずなんですがねぇ。

2件のコメント

  1. コメント頂き有り難うございます。
    軽石ふぁくとりぃの日誌、いつも楽しく拝見させて頂いております。
    ご指摘のGP232ですが、Agilentのスクリーンキャプチャプログラム「Agilent Screen Capture 2.0」がRS-232Cを対象デバイスとして利用・制御できるかどうか確認できておらず、使えるかどうかを調査中です。
    GP232が使えれば有り難いのですが、現在ソフトウェアのドキュメント(英文)と格闘中です。

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