コントロールアンプ用電源、半完成です。
コントロールアンプ電源基板
制御部が未実装
前回から基板を切り出しして取り付け用の穴を開け、部品をハンダ付け、錫メッキ線(TCW)で結線して配線完了です。制御部分のPIC周辺が未実装なため、半完成といえます。
中央上部が)+12V出力(V+/GND/V+)、右端が±5Vの出力端子です。
左端のネジ止め端子に先般にTA2020-20アンプ用電源ユニットの増設した電源出力端子から給電してそれぞれの端子から+12V、±5Vがちゃんと出ている事を確認しました。
各電源出力のノイズ ともに無負荷で測定
上 +12V / 下 -5V
200μS/div, 100mV/div
残留ノイズが多少あるように見えますが、ほとんどプローブに乗ってくるノイズと変わらない状態です。
一般の不平衡のプローブだとスイッチング電源やDC-DCコンバータなどの同相ノイズは観察しにくいので、実際の-5V出力はあくまでも雰囲気というか目安と思った方が良いかもしれません。オシロスコープの差動プローブはそこそこのデジタルオシロが買えてしまうような目をむくほど高額なのでさすがに導入は無理です(苦笑)。
これらの電源は基本的にソフトウェアでPQ12RF11の制御端子を使ってオン/オフできるようにします。そのため未実装のPIC制御部分向けの独立した+5V電源を実装する必要があります。こちらは常に通電してスタンバイ状態にして、待機電力を消費する部分になりますので低消費電力のレギュレータで給電します。
さて、実際の電源制御部ですが、当初予定のPIC16F648Aでは実装面積が大きすぎて微妙に足りず、ピン数を減らしたPIC12F675に変更の予定です。もっとも18ピンのPIC16F648Aでは未使用ピンが多数できてしまいますからちょうどのデバイスに変更といえるでしょう。
電源およびサラウンドの入力スイッチで2ピン、それぞれの動作表示兼制御で2ピンしか必要ありませんので、8PのPICにお出まししてもらいます。それほど凝った事をしませんのでインストラクションROM領域も1Kワードで充分です。
デバイスにはシャントレギュレータ内蔵のPICであるPIC12HV615を採用する事も視野に入れています。こちらだと電源のための外付け回路が不要になり、内部で5Vを生成するため実装面積を小さくできます。
ということで、これからプログラムの作成にかかる事になります。なんだか遠回りをしているような気分になってきましたが、なんとか音信号制御部の完成までこぎつけるよう精進です。