あの猫はいない

 そう願うしかありません。

指差呼称
 指差呼称

 「しさこしょう」もしくは「ゆびさしこしょう」と呼ばれるこの行為は、対象に向けて指を指して「〜、ヨシ!」と声を出して確認する行為です。見るだけではなく体姿勢を伴うため、より確実に確認作業を行うことを期待できます。
 この現場は鉄道系でしたので一番厳しくルールを守り、ちゃんと指差呼称をして災害0を目指している職場なのは間違い無いと思います。
 巷でじわじわ流行している「仕事猫」あるいは「現場猫」は指差呼称を行い「ヨシ!」としているのですがあくまでも形だけで、確認不十分、マニュアル無視、杜撰な自己判断を行って危険を看過して事故を呼び込む様な行動をする反面教師として表現されています。従って仕事猫が「ヨシ!」としているシチュエーションは「それ全然、ヨシ!じゃない!スグヤメロ」な案件となります。
 何かの掲示板かで新入社員の研修で調子に乗った新人が現地研修で建築現場の吊り荷の下に入って(絶対やってはダメです)仕事猫よろしくポーズを取って「ヨシ!」としたらしく、引率の社員はおろか現場監督まで駆けつけてこっぴどく叱られたとの記事を見ました。その新人社員がその後どうなったかの続報はありませんが、皆事故を防ぐために日々精進・努力をしているのを無視し全く馬鹿にした行為ですので叱責以上の何らかの処分は下されたのではないでしょうか。
 ゼロ災害の基本は些細な事でもしっかり安全に作業する事なのです。それを冗談で危険行為をされたら現場の人達としてはたまったものではありませんよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA