街中から姿を消しつつある公衆電話。
公衆電話(MC-3PNC)
テレホンカードそのものが絶滅寸前ですがテレホンカード式の公衆電話は携帯電話の明細に記載のあるユニバーサルサービス料で維持されています。
携帯電話とそのネットワークの普及から固定式の公衆電話を実際に使用するシーンはほとんど出番がありませんが、災害などで携帯電話ネットワークが輻輳状態になったりした場合など携帯電話が使えなくなった状態でも公衆電話は優先度が高い通話が確保され利用できる最後のセーフティネットワークとなります。
ちょっと寂れて打ち捨てられた感がありますが、このカード型公衆電話もちゃんと利用できるようで、わざわざ貼り紙で『使えます』とあります。
同じように電話ボックスもボックス自体は残っていても中の電話がない場合がある時がありますが、複数台の電話ボックスが設置されている場所では必ず1つは使用できる公衆電話が残されています。
目立たなくなったとは言え、市街地では概ね1キロメートル四方に、その他の区域では2キロメートル四方を対象エリアとして法令に基づいた基準で設置されているとのこと。
ただ利用方法については今や使った事もない人も多いため、特に今の子供たちは公衆電話の使い方を知らないらしくどうやって使うのかが分からないそう。
ちなみに下にある赤いボタンを押すとカードや10円玉を入れずとも110番などの緊急通報が行えることは知っておいた方が良いでしょう。
また災害発生時等による無料化措置が実施された場合も無料で通話ができますが、この場合はカードまたは硬貨を一度投入しなければなりません。通話が終了すると硬貨やテレホンカードはそのまま返却されます。
もしもの時のための公衆電話。今後も数は減っていくのは間違いありませんが無くなることはないでしょう。