英語表記していますが、原語はヒンディー語。
Ghar
さらにCURRY家とあり、スパイスカレーのお店なので屋号の意味も納得なのですが、ヒンディー語の【घर ghar(ガル)】は「家」や「家屋」という意味でCURRY家にかぶせているのでしょう。「チキチキカレー」とか「ぎゅうビーフカレー」という重言のような面白い名前のメニューがあるようです。
「家」という屋号であれば、かつてあったファミレスの屋号だった”casa(カーサ)”もスペイン語・ポルトガル語・イタリア語とも共通の「家」という意味。
集合住宅によく見られる”casa”は本来の意味とは離れていますが、これ以外に集合住宅の名称に使われる”Heim(ハイム)”はドイツ語、”maison(メゾン)”ならフランス語があり”maison”は「マンション」の語源になっています。しかしながらどれも普通に「家」の意味で、特に集合住宅というわけではありません。
他にも様々な名称が用いられていますが、その中で「コーポ」は共同住宅や集合住宅を意味する英語”cooperative house(コーポラティブハウス)”から付けられた日本語(和製英語)で海外の言葉が元とはいえ、日本以外では通用しない名称だったりします。
さらに関係ないのが”heights(ハイツ)”で、これは高台や高地を意味する言葉なのですが、小高い場所の集合住宅に付けらたのが走りだったのではないでしょうか。
少し仰々しいのは”court(コート)”でこれは王宮や宮廷などの他中庭を意味する言葉なので中庭があるような豪華な住宅とイメージさせたかったのかもしれません。
他にも絶対に違うでしょう?と思えるのは”palece(パレス)”や”château(シャトー)”のようなお城になってしまったものや”villa(ヴィラ)”は別荘の意味ですし、”regidence(レジデンス)”は大邸宅や高級住宅の意味、”annex(アネックス)”は別館の意味のようにイメージだけで意味や内容が伴っていないものがたくさんあって面白いですよね。