刺身で食する機会はほとんどないかと。
ホッケ刺身の看板
通常の水揚げで漁獲されるホッケには内臓にアニサキスが寄生している可能性があり、通常は生食用として出回ることはありません。ホッケは干物で焼き魚にして食べるのが一般的なのはこの寄生虫の危険性があるためです。
アニサキス対策として冷凍で48時間以上保存することでほぼ死滅させることができますが、ホッケの身は水分が多く冷凍後の解凍で水分が抜けてしまい旨味も流れ出ることで食味が大きく落ちてしまうため刺身に向かない状態になってしまいます。
そのためスーパーでは刺身用（生食用）でホッケが売られることを見かける事はありません。
どうして刺身が食べられるのかその理由ですが１つは養殖による寄生虫の心配が低いものを用いるやり方があります。完全に危険性が無いとは言えませんが、限りなく生食をしても問題ないという状態で生育した魚を使う場合です。
もう一つは近年の冷凍技術の発達による急速冷凍を行うことで鮮度を落とすことなく生食できる状態で冷凍することができるようになった事が挙げられます。
生で食べられる機会があれば一度試してみたい魚ではあります。