どうもWIMAが気に入らないので追製作。
3石ヘッドホンアンプ基板(4代目)
前回製作した基板でエージングしていたのですが、どうも好みの音質に近づかないので2回目の製作に寄せて基板を追加で製作しました。
完全に好みの問題なのでしょうが、オーディオ用として有名かつ多く採用されているWIMA MKF2ですが、どうもボーカルのある中域が弱く感じて私が好ましい音には近づいてくれないようなので仕方なく…といったところです。現在までで一番の好みの音質を得られるのはニッセイMTFでしょうか。
とにかく2代目の音に近づけるべくコンデンサを変更しました。
入力のカップリングコンデンサをPanasonic ECQV 50V/2.2µFに戻しました。また使用している抵抗も1/4W±1%の通常サイズ金属皮膜抵抗に戻しました。
前回と同じなのは電源のデカップリングコンデンサにnichiconのKA 16V/2200µF、出力のDCカットコンデンサもMUSE FX 6.3V/1000µFと同じとしました。先の基板のWIMA MKF2 2.2µFを取り外して挿し替えるのも考えましたがフィルムコンデンサに一度半田付けしたものを取り外して再利用するかと思えないので新規に別途製作した次第です。
3代目とは抵抗が変更になっているのでそちらの影響もあるのかもしれませんが、全域フラットな印象に戻りました。
2代目は別筐体なので今回の4代目とケーブルを挿し替えして比較試聴してみました。
入力のカップリングコンデンサはMTFとECQVと違いますし、出力のDCカットコンデンサはUTSJとMUSE FXと異なりますので完全に個人的な印象になりますが、高音側の伸びはほぼ同じでしたが、低音域の通りは4代目の方がアタック感があります。この傾向は3代目でもありましたのでMUSE FXによる部分が大きいと考えられます。UTSJは上品な音なんですが、MUSE FXの響くバスドラの音が好みでした。
改めて3代目と4代目を基板を取り替えて試聴してみると3代目はどうもガヤ付いていてドンシャリ気味な聴き疲れする傾向の音質であることが認識できました。ただし低音の伸びはWIMAの方がありますが強調されすぎている印象です。