本日のダイヤ改正で定期運用が無くなった列車があります。
寝台特急 日本海 青森行 先頭機関車 EF81 101
撮影 2012年3月
寝台特急 日本海 客車後尾(オハネフ25-189)
撮影 2012年3月
夜行急行 きたぐに 新潟行
583系で運用
撮影 2010年11月
どちらも利用客の減少に伴い、ついに定期運行が今回のダイヤ改正で行われなくなってしまいました。
日本海は1日2便あったものが1便に減少。きたぐにもダイヤ改正の度にどんどん減便されていました。
日本海については4月以降、臨時列車として運行。きたぐにについては繁忙期に臨時列車として運行する予定ですが、毎日大阪駅で見かける事は無くなります。
これで大阪駅発着の夜行列車はサンライズだけになってしまいました。
しかし、例によって葬式鉄の跋扈はかなり辟易するものがありました。
夜行列車の運転席に向かって撮影する時は運転士の視界喪失をさせないようにフラッシュを焚かないという暗黙のルールがあるのですが、平気でピカピカ光らせて撮影する輩の多い事。また、点字ブロックからはみ出して駅員に制止される輩もいっぱいいます。
駅の警備担当をされている方もあきれ顔で、撮影時期はまだ残り日数があったのですが、これから運行末日に向かってもっと増えるのでげんなりとの事でした。
群がる撮り鉄たち
無くなる前に、通常運用している間なら撮り放題だと思うのですが、わざわざ無くなるとなると撮影しにくるというのは〆切間際にならないと腰をあげないという心理と同じなのでしょうか。人の事は言えませんが(笑)。
実際に宮原操車場から大阪駅に向かう途中や塚本駅、大阪駅は言うに及ばず、淀川の橋梁、東淀川の橋梁など随所にカメラを構えた人が多数います。平日夕方でどう考えてもまだ就業時間中のはずの人がほとんどだと思うのですが(笑)。
最終日は近づいていません。もっと人数が多く群がり無法状態も予想される上に報道も入るでしょうから、お祭り騒ぎ程度では済まなかったはずです。
2012年3月19日追記
案の定、どちらの列車も乗車しない撮り鉄であふれかえっていたようです。もっともどちらの列車も乗車切符は発売開始1分位で完売していましたが。
日本海は16日の最終列車の発ホームなどに2000人ほどの人手でホームが埋め尽くされて、報道も何社か来ていたようです。さらに翌日の17日も大阪駅着の最終列車を撮影するのに、これまたホームに山のような人だかり。
どちらも一般列車の発着ホームにも人があふれて大迷惑な状態です。
きたぐにの場合もかなりの人数で大阪駅11番のりばに詰めかけていたようです。
きたぐにを撮影すると、遠くの人はJRで帰れない場合があるのですが、どうやって帰ったのか。また、きたぐにの場合は自由席があるため、前日から乗れない場合があるとの注意書きを貼り出す駅もありました。
無くなる前ならいつでも乗れたのでしょうに(苦笑)。
“惜しむならモット乗れ、そうすりゃ廃止にならない!”
ラストランになると駅に押し掛けるテツ、それを中継するマスゴミ…
さらば 哀しみ本線日本海♪
いや、本当に葬式鉄には辟易させられます。
業務している駅員に向かって写真の邪魔だからどけ!みたいな暴言を吐く輩もいるようなので業務妨害レベルに達する事も。
日常の一部として鉄道を愛する、いわゆる鉄道ファン(マニアやオタクでは無い)ならばそうならないと思うんですけどねぇ。