日本最南端であり最西端の鉄道。
ゆいレール(那覇空港駅) 1000形
撮影 2010年7月
戦前に走っていた軽便鉄道を最後に戦後、鉄道が全然なかった沖縄ですが2003年8月から那覇空港〜首里間をモノレールが営業開始しました。
写真の車両は開業当初から運用されている1000形車両です。
ゆいレールは那覇空港から首里城近くの首里駅までの全長約13kmで、街中を縫うようにくねくねと運行しています。開業までに既存のバス路線等との調整がかなり大変だったようですが、現在は市民の足として定着しているようです。ただし、初乗り220円、那覇空港駅〜首里駅の運賃が320円とちょっとお高い事もあり、利用者の伸び悩みが課題だそうです。
ただし、次の一駅まで利用するだけなら「おとなりきっぷ」で100円で利用できます。
ゆいレールは那覇空港駅から首里駅まで全部で15の駅があるのですが、車内アナウンスの停車駅案内に使われる音楽がそれぞれの駅で全部異なるのが特徴です。覚えれば音楽で次はどの駅か解るという事ですね。たまに鉄道マニアが乗り合わせることがあり、熱心に車内アナウンスを収録している姿を見る事があります(私はマニアじゃないのでそこまで熱心ではありません:笑)。
那覇空港駅
日本最西端の駅である
鉄道としては日本の領土内の最南端を走る鉄道であり、最西端を走る鉄道でもあります。
一番西側にある那覇空港駅は最西端。写真のように石敢當のようなモニュメントが駅の改札横に設置されており、空港からの利用客を迎えています。
ちなみに、最南端の駅はこの那覇空港駅の次である赤嶺駅です。
実は那覇空港駅の近くにゆいレール展示館というのがあり、一度訪れてみたいのですが未だかなわずで、詳細を目にする事が叶っていません。次回、機会があれば行ってみたいところ。