太閤判

 「たいこばん」を押すは本当はこちら。
印章店の看板
 印章店の看板
 絶対に確実だという保証をするときに「太鼓判を押す」と言います。
 しかし、「太鼓判」は元々の字ではなく、本来の意味からすると「太閤判」が正しいのではないかと。
 豊臣秀吉こと太閤秀吉公が保証すると証したものに押印された大判の印を指して「太閤判」となったようですので、このお店の看板の印章も言えば太閤判(笑)。
 もちろん異論はあります。甲州金といわれる甲斐の国で流通していた一分金が通称「太鼓判」でありそちらが由来という説も有ります。金品位が高く信用が有った事からお墨付きを与える意味が太鼓判という意味になったらしいのですが、「押す」の方がこの場合判らない。
 「推す」なら意味が通じるのですが、「押す」と言われると信用を押すという言い方にはそぐわないのでやはり印判を押すの方が正しいのではないでしょうか。
 しかし、大阪で商売している人はユニークなアイデアを形にしますねぇ。感心します。

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