うーん、屋号だと思うのですが。
「また電波サービス」
この看板を見たときに、雷にうたれたような電撃が走り、一瞬記憶が飛んでしまいました(ウソ)。
それにしても、このおどろおどろしいくたびれた看板に書かれた文字。もう、意味不明を通り越して記憶障害にかかりそうです。電波なサービスです。
これはいったいなにをしている所なのか。もう、調べるしかありません。おそるおそる建物の下に回り、周囲からじっくり見るとその正体が判明しました。
なんとかラジオとかと同じ、電器店。
電波サービスというのはテレビ普及時のサービスを示しているのではないでしょうか。受信障害やうまく映らないなどの電波状況やアンテナの調整等も当時は立派にサービスとして成り立っていたのです。
「♪ よじごふん よじごふん」の音楽とともに始まるNHKの受信相談という番組がありました。覚えていらっしゃる方はそれなりの年齢のハズ(笑)。なにせ、カラーテレビ普及期の話ですから。
勝手な想像では有りますが、このような時期に商売を始められたのではないかと推測しています。しかしなぜ「また電波サービス」なのか。ひらかな表記がどうも怪しい。
そう、ご想像されている方もいらっしゃるかもしれませんが非常に希少な姓である「また」さんが営んでいるのが屋号の元。漢字表記はあえて書きませんが「又」とか「胯」ではありませんので、念のため。
読めないからだとは思いますが、ひらかな表記されるとよけいに解らなくなります。